2009/09/29

Still def enough.

JAY-Z "The Blueprint 3" (Roc Nation / Atlantic) 
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

おそらくシーン的には今年の最大級の大きな話題になってるであろう「自我」こと(?)ジェイ・Z の通算 11 作目の最新アルバムで、2001 年の "The Blueprint"、2002 年の "Blueprint 2: The Gift & The Curse" に続くシリーズの最終作。

まぁ、言わずと知れたヒップ・ホップ界のナンバー 1 スターであり、もはやヒップ・ホップの枠に収まりきらないポップ・アイコンでもあり、もっと言えば、最も成功しているアフロ・アメリカンのビジネスマン / 実業家のひとり、ショーン・カーターでもあるだけに、注目度の高さと話題性の大きさも、まぁ、当然って言えば当然なんだろうけど。

2009/09/25

Fly me to the moon.

宇宙兄弟 7 巻』 小山 宙哉 著(講談社)
 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
 
これまでにも既発巻をレビューしてきた宇宙兄弟』の最新刊。相変わらずコンスタントなペースで発売されてて、嬉しい限り。

ハナシは、天真爛漫でナチュラルでちょいニュータイプで天然も入ってる弟と、そんな弟を誇りに思いつつもコンプレックスも抱えててる兄の兄弟が共に宇宙飛行士を目指す物語。だから、その名も宇宙兄弟』。

 今回は、遂に弟・ヒビトは遂に月へ、という展開で、リフト・オフから日本人として初めての月での第一歩を踏み出すっていうドラマティックな部分なんだけど、単なるムーンウォーカーには留まらないヒビトの天真爛漫さが炸裂する痛快な一冊。適度に笑わせながら、適度にグッとくる、 そんな何とも言えない絶妙な「ドライ・フィット」感は健在で、いつもながら読後感が心地いい。

2009/09/22

The strong style.

『日本魂』 山本 小鉄・前田 日明 著(講談社) 
 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
 
最近出たらしいんだけど、事前には全然知らなくて、偶然見つけて、ちょっと読んでみたら一気に読んじゃった山本小鉄と前田日明の対談。まぁ、このあまりにも直球なタイトルはどうなのよ? って思わなくもないし、説教臭いところはなきにしもあらずだし、この組み合わせにグッとくるのは一定の年齢以上だけだとは思うけど、まぁ、内容自体は、単なる昔話じゃなくて、現代日本社会のいろいろな問題について忌憚のない意見を述べてて、なかなか読み応えがあるな、と。

個人的には、断然前田派というか、前田世代というか、圧倒的に前田日明に影響を受けてるんだけど、あらためて整理すると、前田日明は新日本プロレス〜UWF〜リングスでの闘いを通じて総合格闘技の礎を築いた日本の総合格闘技のパイオニアであり、現役を退いた今も、格闘家としてだけでなく、運営やプロモーション、育成なんかの面も含めて、日本の総合格闘技界のご意見番として絶大な存在感を放ってる人物(存在感が FC バルセロナ / サッカー界におけるヨハン・クライフにちょっと似てる気がする)。個人的にも、小学生の頃にマスカラス兄弟やファンク兄弟、スタン・ハンセンやブルーザー・ブロディやダイナマイト・キッドで観るようになったプロレスを、今の MMA の世界まで導いてくれた存在であり、幼少期に大きな影響を受けたのがアントニオ猪木なら、青年期に大きな影響を受けたのが前田日明だって言えるかな、と。そのくらい絶大な影響を受けた人物のひとり。

まぁ、わりと強面で小難しい印象を持たれがちだったりもするけど、ウルトラマンが負けたことにショックを受けて、打倒ゼットンを志して格闘技を始めちゃったりとか、アイコラの考案者だって自称してたりとか、無闇に巨乳好きであることをアピールしがちだったりとか、なかなか憎めない一面も持ってる。

2009/09/21

Light gears. Right ideas.

『BE-PAL 2009 年 10 月号 軽い旅道具』小学館 
 Link(s): Amazon.co.jp

別にそれほど好きってわけじゃないけど、なんか、わりとチェックしてることが(特に最近)多い『BE-PAL』の最新号は、前にハイカーズ・デポのエントリーでも触れた「ウルトラ・ライト」の特集。すごく気になってるテーマなんで、これはチェックしとかないとな、と。

内容的には、
「ウルトラ・ライト」って考え方がどういう背景から生まれたのかって部分から始まって(ハイカーズ・デポの店主の原稿)、やっぱりメインになるのはギア紹介で、最新のテクノロジーを駆使したギアから、時代を超えて愛されるクラシックまで、いろいろと紹介されてる。ハイカーズ・デポのエントリーでも触れた通り、「ウルトラ・ライト」は物理的な意味だけじゃなく、メンタルの面でもすごく興味深いなって思ってたんで、そういう意味で面白いんだけど、個人的にツボだったのは、それだけじゃなくて、いい感じに最新ギアと古くからある定番が混ざってるバランスみたいなのが、個人的にはすごく腑に落ちるというか、気持ちいいなぁって感じたところだったりして。


2009/09/15

2001: A Soul Odyssey.

Q-TIP "Kamaal the Abstract" (Battery Records)  

前にレヴューしたジョイスとナナ・ヴァスコンセロスとモウリシオ・マエストロの "Visions of Dawn"、教授ことラージ・プロフェッサーの "The LP" と並ぶ「お宝音源発掘・オブ・ザ・イヤー」な 1 枚が遂に、8 年の時を経て日の目を見ることになった。

この Q ティップの "Kamaal the Abstract" は 2001 年にリリースされるはずだった実質的なセカンド・ソロ・アルバム。当時はホントにリリース寸前で、プロモ盤のアナログも出回ってたし、メディアにはサンプル CD も配布されてた。

2009/09/14

Cool beauty.

"The Other One"

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NICOLA KRAMER (TrebleO

ここ何日か、すっかり女性シンガー・ソングライター(というか、才色兼備な女性アーティスト)のアルバムのレヴューが続いているけど、このニコラ・クレーマーもそんなアーティストのひとり。ルックスはたぶんちゃんと見たことないんで、「才色兼備」かどうかはわかんないけど、とりあえず、「才」に関しては間違いないかな、と。

この "The Other One" はニコラのデビュー・ソロ・アルバムで、ドムが主宰する(らしい)トレブル O からの 2006 年のリリース(日本盤はアートワークを変えてボーナス・トラック入りでリリースされてる)。アルバム全体のプロデュースもドムってことなんだけど、もともと、個人的に彼女のことを初めて知ったのもドムのトラック(ディーゴが主宰する 2000 ブラックのコンピレーション "2000BLACK Presents the Good Good Vol.2" に収録されてたパトリス・ラッシェンのカヴァー、"Music of the Earth"。彼女はニックス名義で参加。このトラックは、この近辺のアーティストの作品の中でもトップクラスに好きな 1 曲だったりする)だったんで、違和感ないっていうか、むしろ、自然な印象だったりする。

まぁ、その後もジャザノヴァだったりリマだったりシャトー・フライトなんかのトラックにフィーチャーされてたりして、なかなか存在感のあるヴォーカルを聴かせてたんで、ソロ・アルバムにも期待はしてたんだけど、期待を裏切らない出来映え。上記の "Music of the Earth" も収録されてるんだけど、タイトなビートに負けないソウルフルさはありながら、過剰に自己主張するわけではなく、適度に距離感に突き放したようなヴォーカルは、こういうタイプのサウンドにはすごくピッタリだし、イギリス / ヨーロッパのシーンで重宝されるのも納得な感じ。

個人的なハイライトはジョニ・ミッチェルの名曲 "Help Me" のカヴァーかな。あまりクラブ仕様な感じのアレンジじゃないんだけど、わりとオリジナルに忠実なアコースティックなアレンジで。こういうのもできちゃうところも魅力だと思うし、選曲のセンス自体も抜群だし。まぁ、この"Help Me" のカヴァーはジャザノヴァのコンピレーション "Secret Love: A View on Folk" に収録されてて人気だったらしいんだけど。

まぁ、この近辺のシーンには欠かせないシンガーの作品だし、バックにドムが付いてるなら納得の出来映えだけど、全体としてもバランスがいいし、こういうタイプのサウンドのアルバムで、しかもフル・ヴォーカルのアルバムで、 クラブ仕様なトラックも入れつつも、アルバム通してキチンと聴かせる 1 枚って、ありそうで、実はなかなかなかったりはするんで、そういう意味でも貴重な 1 枚かも。


NICOLA KRAMER "Help Me" (From "The Other One")








2009/09/13

Lovely like the sunshine.

"Sunseed"

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HAYLEY SALES (Universal

一昨日のリジー・パークス、昨日のセウに続いて、才色兼備な女性アーティストのアルバムをもう 1 枚。夏の間、よく聴いてた 1 枚なんで。

この "Sunseed" はカナダのヴァンクーバー在住のシンガー・ソングライター、ヘイリー・セールズが 2007 年にリリースしたデビュー・アルバム(日本盤がリリースされたのは今年らしいけど)。今年の 1 月にドナヴォン・フランケンレイターのツアーのフロント・アクトとして、8 月にはフジ・ロック出演で来日してたらしい(どっちも観てないけど)。現在 22 歳ってことなんで、このアルバムの制作当時はまだ 20 歳だったってことになる。しかも、ソングライティング、ヴォーカル、ギター、ピアノだけじゃなく、参加ミュージシャンのセレクトからエンジニアリングまで自分でこなしたっていうから、単に「セルフ・プロデュース」って枠には収まりきらない頑張りっぷり。まぁ、末恐ろしいというか、豊かな才能を感じずにはいられない。

彼女自身もサーファーだったりするんで、「女性版ジャック・ジョンソン」的な(リー・エヴァートンな並みの)安直な紹介がされがちだったりするらしいんだけど、まぁ、気持ちはわからんではないかな。アコースティック・ギターを中心としたオーガニックでフォーキーでリラックスしたサウンドとナチュラルなヴォーカルが特徴で、たまによりポップっぽくなったり、レゲエっぽくなったりもする、と。個人的には、そこにちょっと陰というか、ブルース風味がちょっぴり入る感じがツボなんだけど、ブルース風味はあまりないかな。わりと透明感があって爽やかな感じなんで。でも、まぁ、爽やかでナチュラルなヴォーカルはなかなか魅力的。ソングライティングもちゃんとしてるし。

写真ビデオを見る限り、ルックスもなかなかキュートだし、なかなか将来有望というか、これからもチェックしといたほうがいいアーティストなのかな、と。新譜も年内にリリースされるっぽいし。


HAYLEY SALES "Jailcell Mind" (From "Sunseed")








2009/09/12

Sky's the limit.

CéU "CéU" (Urban Jungle)  

昨日のエントリーのリジー・パークスのレヴューを書いてて思い出したんだけど、このセウもかなりの才色兼備なアーティスト。アートワークを見ての通り、カワイイというよりはちょっとカッコイイ感じの女性シンガー・ソングライター。実際、他の写真もすごくカッコイイし。ただ、ルックスだけじゃなくて、サウンドもなかなかカッコイイ仕上がりだったりするんだけど。

ポルトガル語で「空」って意味の名前を持つセウはサン・パウロ出身のシンガー・ソングライターで、かのカエターノ・ヴェローゾにして「ブラジルの新しい未来」と言わしめたんだとか。

2009/09/11

Singing like a bird.

LIZZY PARKS "This And That" (Tru Thoughts  
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

これまでにも何度か取り上げてるイギリスのレーベル、トゥルー・ソーツ(Tru Thoughts)からちょっと前にリリースされた女性シンガー・ソングライター、リジー・パークス(LIZZY PARKS)の新作。まぁ、アートワークに魅かれて聴いてみたんだけど、なかなかの出来映えだったんで。

リジー・パークスはジャズをベースにするシンガー・ソングライターで、もともとは、4 ヒーローと共演したことで知られるジャズ・ミュージシャンのクリス・ボーデン(CHRIS BOWDEN)なんかとも親交があったらしい。2005 年に "Watching Space"(Links: iTS / Amzn)ってアルバムでバーズ・レコーディングってレーベルからデビューしてて、去年、ノスタルジア 77(NOSTALGIA 77)のプロデュースによるアルバム "Raise the Roof"(Links: iTS / Amzn)をトゥルー・ソーツからリリース。この "This And That" はそれに次ぐアルバムってことになる。今回もプロデュースはノスタルジア 77。

2009/09/10

Back in business.

Apple Special Event September 2009 / Keynote Address (Apple Inc.) ★
 
2009 年 9 月 9 日(日本時間 10 日未明)に行われたアップルのスペシャル・イベントでのキーノート・アドレス

今回のイベントは事前に告知されてたコンセプトが 'It's only rock and roll, but we like it' ってことで、iTunes と iPod を中心にした音楽メインのイベントで、最近、毎年この時期にこの手のイベントをやることになってるらしい(日本人にはイマイチピンと来ない「ホリディ・シーズン」向けの新製品を発表するのはこのタイミングだってことなんだろうけど)。今回も、オフィシャル・サイトからの QuickTime を使ったストリーミングと、iTunes 経由のポッドキャストとして配信されてる。

2009/09/09

What goes around comes around.

"Ring of Gundam" 富野 由悠季 監督 (サンライズ / ロボット
 Link(s): GyaO

2009 年 8 月 21 日に行われた GUNDAM BIG EXPO の会場で公開された富野由悠季監督による約 4 分のショート・フィルム『リング・オブ・ガンダム』が、9 月 7 日から 21 日まで GyaO期間限定・独占無料配信されてるんで、早速観てみた。

総監督・脚本が富野監督、オリジナル・ガンダム・デザインが大河原邦男先生。

2009/09/08

Between the earth and me.

MERRELL Switchback Gore-tex (Black) (MERRELL) 

長年愛用してきたナイキ / ACG のエア・トゥマロ(Air Tumalo)のソールがガバッと剥がれちゃって、残念ながら遂に寿命を迎えちゃって(トレッキング・ブーツは、ポリウレタンのミッドソールが経年劣化すると寿命と言われている。一般的には 3 〜 5 年程度)、でも、最近、ACG は全然やる気がないらしく、本格的なギアはほとんど取り扱ってない(特にナイキ・ジャパンは。海外はそうでもないっぽい)んで、ACG 好きとしては寂しい限りなんだけど、まぁ、そうは言っても代替品は必要なわけで、何にしようかと悩んだ末にチョイスしたのがこのメレルスイッチバック(Switchback)。前から気になってたアイテムだったんで。メレルは鮮やかなカラーが人気だけど、だからこそ、あえてブラックで。

2009/09/07

Well-balanced.

ISOUL8 "Balance" (Sonar Kollektiv) 
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

昨日のエントリーのリマの "This World" とのつながりでもう 1 枚、個人的にわりとにたカテゴリーに分類されてる愛聴盤を。

リマのメンバーのひとりで、4 ヒーローのディーゴと一緒に 2000 ブラックのイベントで来日経験もあるインテリスタのイタリア人プロデューサー、ヴォルコフことエンリコのアイソウル 8(っつうか、'Isoul8' と書いて「アイソレイト」と読む)名義のアルバムで、ジャザノヴァの主宰するソナー・コレクティヴから 2006 年にリリースされたアルバム(まぁ、この周辺のアーティストはみんな自分のレーベルがあって、お互いに仲間のレーベルからいろんな名義でリリースし合ったりしてる)なんだけど、イタリア人のエンリコらしく(?)、なかなかクールでセクシーな 1 枚に仕上がってる。

2009/09/06

A shape of jazz to come.

"This World" RIMA (Jazzanova / Compost) 
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

一昨日のエントリーでレヴューしたイアン・シモンズ、昨日のエントリーでレヴューしたイアン・オブライエンと、音のタイプはちょっと違うけど、なんか似たイメージがあって、しかもイアン・オブライエンつながりでもある愛聴盤を思い出したんで、これまたいい機会なんで。

この "This World" は、ジャザノヴァコンポスト内に設立したレーベル内レーベル、その名もジャザノヴァ/コンポスト・レコーズ(JCR)っていう何のヒネリもない名前のレーベルから 2003 年にリリースされたリマのアルバム。

リマは、前に "One Offs, Remixes and B-Sides" をレヴューしたドムと、イタリアでアーカイヴ / ネローリってレーベルを主宰してて、自らも DJ / プロデューサーとして活動してるヴォルコフのふたりによるユニットで、ふたりとも、どっちかっつうと地味なキャラクターなんで、イマイチ派手さには欠けるんだけど、クラブ・ジャズ / クロスオーヴァー / ブロークン・ビーツ(どれもヒドイ呼び名だけど、まぁ、便宜上、使っときます)系のサウンドをそこそこ熱心に聴いてる人なら、決してスルーできない(っつうか、大騒ぎしちゃうくらいの)強力タッグ。しかも、アルバムのアートワークを手掛けてるのがオランダ人グラフィティ・アーティストのデルタとくれば、まぁ、期待はついつい高まっちゃうんだけど、その期待を全然裏切らない、かなり強力な 1 枚で。

2009/09/05

Deep into the space.

IAN O'BRIEN "Gigantic Days" (Peacefrog  
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

昨日のエントリーでレヴューしたイアン・シモンズ(IAN SIMMONS)と、なんか、ちょっとイメージがカブりがちだったりする「もうひとりのイアン」(と勝手に呼んでるの)がこのイアン・オブライエン(IAN O'BRIEN)。わりと近い時期に活躍してて、サウンドのテイストも近かったりしたんで。

特に、イアン・シモンズの "Last States of Nature"(Link: Amzn)と並んで、個人的な愛聴盤であり、ハイテック・ジャズ・クラシックと呼べるような 1 枚がこのイアン・オブライエンの "Gigantic Days"。昨日のエントリーのイアン・シモンズの "The Burgenland Dubs" のレヴューを書いてて思い出したんで、いい機会なんでレヴューしとこうかな、と。

2009/09/04

In the name of dub.

IAN SIMMONDS "The Burgenland Dubs" (Musik Krause  
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

タワー・レコードでもらってきた『bounce』をパラパラと見てたら、なんと、イアン・シモンズ(IAN SIMMONSの新譜がリリースされてて、驚くやら嬉しいやら、どんな内容なのかも特に確かめないまま、早速聴いてみた。

まぁ、イアン・シモンズって聞いて、どのくらいの人がピンとくるのかっつうと、かなり怪しいけど、個人的には、かなりエッセンシャルなアーティストというか、ツボなアーティストのひとりなんで。

イアン・シモンズは、もともとはサンダルズ(SANDALS)ってユニットのメンバーで、このザ・サンダルズが 1994 年にアシッド・ジャズ(Acid Jazz)からリリースした "Rites of Silence"(Links: iTS / Amzn)ってアルバムは、後にトリップ・ホップって呼ばれることになるダビーでアブストラクトでスモーキーなダウンテンポ・サウンドの先駆的な名盤で、最近、再評価されてるのか、お蔵入りになってたセカンド・アルバム "Yesterdays Tomorrow" も 15 年の時を経てリリースされてるらしい(まだ未聴だけど)伝説のユニットだったりする。

2009/09/03

Compiled and added.

『機動戦士ガンダム UC パーフェクトガイド』ガンダムエース 編
 (角川グループパブリッシング)  Link(s): Amazon.co.jp

昨日レヴューした機動戦士ガンダム UC」のガイドブックで、アニメ版ではなく、あくまでも小説版を対象にしたモノ。機動戦士ガンダム UC」の単行本がキチンと完結したタイミングで発行されたんで、まぁ、内容は何となく想像はついたんだけど、ついついつられて買っちゃった。てっきり、単行本と同じ感じの装丁なんだと思ったら、大判のムック的な装丁で、ちょっと書店で見つけるのに手こずっちゃった。

「内容は何となく想像はついた」ってのは、残念ながらポジティヴな意味ではなく、どっちかっつうとネガティヴな意味で。まぁ、この手のモノって、わりとそんな感じなことが多いから、内容は何となく想像はついたってことなんだけど。

内容は、連載時にガンダム A(エース)』に掲載されていたモノがベースになってて、それを集めたモノ+αって感じ。まぁ、よく考えてみれば、ほとんどの人は毎月『ガンダム A』で読んでたとは思えないわけで、そういう意味ではそれなりに需要はあるのかもしれないけど、ガンダム A』を読んでた身には物足りなさがあるし、もうちょっと作り込んでも良かったんじゃね? なんて思ったりはする。少なくとも「パーフェクト」ではないな、と。


2009/09/02

The light of possibilities over the rainbow.

『機動戦士ガンダム UC 9 虹の彼方に(上)』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
『機動戦士ガンダム UC 10 虹の彼方に(下)』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
 矢立 肇 / 福井 晴敏 / 富野 由悠季 著角川グループパブリッシング) 


前からレヴューしてる福井晴敏による小説版ガンダム、「機動戦士ガンダム UC」 の最新刊。9 巻10 巻の同時発売で、この 2 冊で壮大な宇宙世紀絵巻も遂に完結。内容的にも上・下だし、表紙のデザインも、最後に相応しく、かなりカッコイイ。この 9 巻10 巻 で物語は完結なんで、当然、ストーリー的にはクライマックス部分に相当するんだけど、まぁ、完結なんで、この 2 冊だけじゃなく、あらためて機動戦士ガンダム UC」って作品全体のレビューにしようかな、と。

2009/09/01

Not lazy enough for the mood.

"The Present: Original Soundtrack"

(Brushfire)

ちょっと前のエントリーの "Sprout" のサウンドトラックのレヴューでも触れたトーマス・キャンベルの新作映画、"The Present" のサウンドトラック。リリースは映画公開前の 7 月で、ジャック・ジョンソン主宰のブラッシュファイアから。

そんな周辺情報だったんで、わりと期待して聴いたんだけど、正直なところ、個人的にはイマイチだったかな。たぶん、好みよりもロックな(サーフ・ロックな?)感じだからだと思うけど。個人的にはもっとレイジーでフォーキーでブルージーなのが好みなんだけど、そういう感じはわりと薄くて。

最近、日本先行で新譜 "Lifeboats And Folies" をリリースしたらしい(まだ未聴だけど)トミー・ゲレロの曲はわりといい感じなんだけど、逆に言うと、個人的にグッときたのはこの曲だけだったりして。アルバムとしてはちと不満かな、と。

まぁ、個人的な嗜好の部分が大きいし、雰囲気は悪くないんだけど。映画も良さそうだし(トレーラーはここでも観れる)。でも、まぁ、アルバムとしてはあまり愛聴しそうな予感はしないんだけど。残念ながら。


TOMMY GUERRERO "No Time For Time" (From "The Present: Original Soundtrack")