2009/12/06

Sounds of digital-native folks.

SAVATH Y SAVALAS "La Llama" (Stone Throw)  

前のエントリーでプレフューズ 73 の "Meditation Upon Meditations (The Japanese Diaries)" のレヴューを書いてるときに、プレフューズ 73 ことギレルモ・スコット・ヘレンは今年、サヴァス+サヴァラス名義のアルバムも出してたことを思い出して(なんでも、今年、4 枚のアルバムを出す気らしい)、レヴューし忘れてたことに気付いたんで、忘れないうちにギレルモ・スコット・ヘレン連発ってことで。

サヴァス+サヴァラスはギレルモ・スコット・ヘレンがアシッド・フォーク / フォークトロニカ的なフォーキーな音楽性を打ち出して、エヴァ・プュエロ・ムンズとロバート・カルロス・ラング(今作から参加)と組んでるユニット。前にレヴューしたソナー・コレクティヴのコンピレーション "Secret Love" にも収録されてたけど、肌触りとしてはすごく近い世界観って言えるかな。

2009/12/03

It's tricky.

"Meditation Upon Meditations (The Japanese Diaries)"

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PREFUSE 73 (Warp

プレフューズ 73 は、サヴァス+サヴァラスやデラローサ・アンド・アソーラ等の名義を使い分けて、数々の作品をリリースしてるアトランタ出身の才人(奇人?)、ギレルモ・スコット・ヘレンのメイン・プロジェクトと言ってもいい名義で、今年、めでたく 20 周年を迎えたワープから 2001 年に "Vocal Studies + Uprock Narratives" をリリースして以来、これまでにオリジナル・アルバムを 5 枚発表している。いわゆるテクノ / エレクトロニカ系のシーンを代表するアーティストのひとりなんだけど、その中でも、特にヒップ・ホップ色が濃くて、そこが個人的にはメチャメチャツボで、デビュー当初からわりとマメにチェックしてたし、"Vocal Studies + Uprock Narratives" は今でもわりと愛聴してたりするくらい好きなアーティストのひとり。まぁ、あんまり派手な存在ではなかったんで、まさか 21 世紀に入って以降のシーンを代表するようなアーティストになるとは思っても見なかったけど。

どういう経緯なのかはわからないけど、なんでも、この "Meditation Upon Meditations (The Japanese Diaries)" は、タイトルに 'The Japanese Diaries' ってあるように、日本限定の作品らしくて、オリジナル・アルバムってことではないのかな? リリースは今年の春頃。まぁ、12" インチとかをマメにチェックしなくなって久しいんで、どういう曲が収録されてるのかはよく知らないけど、まぁ、フツーに先入観を持たずに聴いてる分には、日本限定盤にありがちな「雑多(且つ安易?)な寄せ集め感」みたいなモノは感じない。

通して聴いてまず感じたのは、「あぁ、やっぱ、
プレフューズ 73 はメチャメチャ好きだなぁ。メチャメチャドープじゃん」ってこと。内容的は、相変わらず、っていうか、むしろ、近作以上に "Vocal Studies + Uprock Narratives" の頃のような、「いかにもプレフューズ 73」ってサウンドで、音響 / エレクトロニカ系な肌触りの音色でありながら、ヒップ・ホップを感じさせるバウンシーなグルーヴ感と必殺のヴォーカル・チョップを多用したトリッキーなサウンド・プロダクションは健在どころか、これでもかってくらい遺憾なく発揮されてる。多分にブッ壊れてるんだけど、どっかで絶妙に崩壊するのを押し止めてるというか、ギリギリのところで繋ぎ止めてるような、何とも言えない危ういサウンドは相変わらず中毒性が高い。

まぁ、最近の流れで言うと、ダブ・ステップ的なサウンド(とか言ってるわりに、イマイチよくわからんというか、シックリきてないんだけど、「ダブ・ステップ」って言葉とか呼び方には)につながったりもするんだろうけど、個人的には、"Vocal Studies + Uprock Narratives" の頃も今もやっぱりヒップ・ホップの進化形のひとつって認識だったりする。このタイプのサウンドをやってるアーティストで好きなのって、多かれ少なかれヒップ・ホップを感じさせるモノだったりするし。その中でも、プレフューズ 73 はその筆頭かな、と。


PREFUSE 73 "Such A Face" (From "Meditation Upon Meditations (The Japanese Diaries)")








2009/12/01

Get the knowledge. Free your mind. Ride your cycle!

『自転車会議!』
 疋田 智・片山 右京・今中 大介・勝間 和代・谷垣 禎一 著 
PHP 研究所 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books

前にレヴューした『自転車の安全鉄則』の著者、疋田智氏を中心(=進行役)に 5 人の自転車乗りが集まって、自転車の魅力や問題等について「会議」した議事録をまとめたモノ、なのかと思いきや然に非ず。実際に集まって「会議」に参加してるのは疋田智・片山右京今中大介勝間和代の 4 氏で、肝心の(そう! 肝心の!)谷垣禎一氏は別の場で疋田智氏がインタヴューするようなカタチで巻末部に載ってる感じ。特別扱いって言えば聞こえはいいけど、オマケっぽい印象も拭えないし、出版社のオフィシャル・サイトには「各界の有識者を虜にし、ますます加熱する自転車ブーム。それを牽引してきたリーダーたちがその魅力、これからについて熱く語り合う!」なんて書いてあるのに、正直なところ、ちょっと騙された感じがしないでもないし、(出版社なのか編集者なのか著者なのかはわかんないけど)作り手側に誠意を感じないというか、あざとさみたいなモノは感じちゃう。まぁ、サブ・タイトルの「なぜ、各界のトップランナーは自転車を選ぶのか」とか、帯に書いてある「デキる人は、漕いでいる」なんて痛々しい言葉から、胡散臭さは十分すぎるほど感じてはいたんで、警戒心は持って読んだんだけど、残念な意味で間違いじゃなかったらしい。