2008/04/13

Is it a small world?

スモールワールド・ネットワーク

. :ダンカン・ワッツ 著
. :辻 竜平 / 友知 政樹 訳(阪急コミュニケーションズ)

「ケヴィン・ベーコン指数」等で知られる、いわゆる「シックス・ディグリーズ(six degrees)」関連の、かなり研究書・学術書寄りの一冊で、原題は "Six Degrees: The Science of a Connected Age" なのにこのタイトルで、サブ・タイトルは「世界を知るための新科学的思考法」。この原題に対して、この邦題とサブ・タイトルなところに出版サイドの意図はなんとなく見え隠れしてる。

実際の中身は、わりと研究書的な内容で、ヴォリュームもそれなりにあるので、それほど読みやすいわけじゃないし、読み物として面白いわけでもない(少しずつ読んでいたらけっこう時間がかかったし)。やってる(書いてる)こと自体は面白いし、これからの世界を考えるときに、けっこう大事な視点だとは思うけど、もうちょっと噛み砕いてくれたほうがありがたいかも。

まぁ、それはそうと、「シックス・ディグリーズ」でチェ・ゲバラとつながれるのかどうかは、すごく興味がある。

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