2010/11/25

Fly me to the moon.

『ザ・ムーンデイヴィッド・シントン 監督 
 Link(s): Amazon.co.jp / iTunes Store

人類史上 12 人しか行ったことのない 38.4 万 km の旅。40 年以上前にアメリカが国の威信をかけて成功させたプロジェクト、アポロ計画について、NASA 秘蔵の貴重な映像をふんだんに使ってまとめた 2007 年制作のドキュメンタリー映画。まぁ、コンテンツ自体というか、映像だけで、もう、反則っつうか、面白くないわけがないんだけど、期待通りな内容で、やっぱりグイグイ引き込まれちゃう。

まぁ、映像として丸い地球の映像を見せられるだけで、もう、十分 OK だったりしちゃうんだけど(丸い地球の映像は ISS からでは見れないので)、宇宙好きとしては、1960 年代のテクノロジーで月まで行ったって、やっぱ想像を絶してる。まぁ、冷戦の産物であり、意地の張り合い的な感じでかなり強引に実現させたわけだし、ストーリーやエピソード自体はいろいろなところで見聞きしてきてるんだけど、そういうのを抜きにしても、やっぱり、普通に感動的。実際、アポロ計画以降、スペース・シャトルの時代になっても未だに月には行けてないわけで(ホントはこっそり行ってたりして?)、そういう意味でもすごく貴重だし。あと、この時の地球の映像が後のエコロジー思想の原点になったって意味では、すごくシンボリックでもある(素直な意味でも、シニカルな意味でも)。

実は劇場公開時は観逃してて、今回、初めて観たんだけど、なんで観たかっていうと、iTunes Store で映画のレンタルが始まったんで、何があるかサラッと見た中で一番魅かれたから。

iTunes の映画レンタルに関しては、なんか唐突に始まったんでちょっと嬉しいサプライズではあったけど、まぁ、アメリカではかなり前からやってたわけで、相当、'今更感' があるのは否めない。でも、実際に使ってみたら、使い勝手はかなり良好で、最近、レンタル DVD とかまったく使ってなかった(会員証すらもってないかも?)んだけど、これなら観ちゃうかも? って素直に思えるし、iPhone や iPad で観れるのもいいし、それこそ、Apple TV もちょっと欲しくなっちゃう(TV 自体、要らないような気もしてるけど)。

まぁ、まだまだ取り扱ってる映画の数が少ないし、ラインアップもナゾだし(例えば、『チェ 28 歳の革命』はないのに『チェ 39 歳 別れの手紙』はあったりして)、iTunes 同様、スゲェ探しにくいし(映画のジャンルって音楽のジャンル以上に訳わかんないし。「ドラマ」とか「SF / ファンタジー」とか)。あと、個人的には、映画よりもどドキュメンタリーとかアニメとかスポーツを充実させてくれたほうが使うなと思ったりするけど。それでも、それなりに観たいものはあるけど(オリバー・ストーンのブッシュのヤツとかビギーのヤツとか)。

まぁ、今回は映画自体もそうだけど、iTunes Store の映画レンタルも含めて星は 3 つかな、と。
Moon

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