『スティーブ・ジョブズ 神の交渉術』 竹内 一正 著(経済界) ★☆☆☆☆
それほど興味があったわけじゃないけど、古本屋で見つけたので。「勝手にアップル・エヴァンジェリスト」としては、まぁ目を通しておいてもいいかな、と。なんでそう思ってかっていうと、上手く説明できないけど、なんとなく「ウサン臭いビジネス臭」が漂ってたから。タイトルといい、「独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強 CEO になれたのか」ってサブ・タイトルといい、帯の文句といい。まぁ、結果的には、案の定、予感的中だったわけですが。
ネタがいい(対象が面白いし、面白い話も知ってる)のに、それだけでは面白い本にならないっていういい例。中途半端に過激っぽいフレーズで煽ってるわりに、イマイチ説得力がないし。教訓っぽくまとめようとしてるっぽいけど、全然教訓にもなってないし。まぁ、読んで気付いたけど、この人、『松下で呆れアップルで仰天したこと』の人なのね。他にも、好みじゃない感じの「ウサン臭いビジネス臭」漂う本をたくさん出してるし。だから、そういう本が好きな人なら楽しめるのかな? この本だけ、中途半端に「アップル本」っぽい装丁だから騙された。でも、これって逆効果じゃね? どっちの人にとっても。
まぁ、スティーヴ・ジョブズのモノづくりに対する「ダンコたる決意」((C) 桜木花道)は伝わってくるけど。
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