"Recycle 2009: DJ ROOTS Studio Mix" (DJ ROOTS) ★★★★☆ Link(s): MySpace
昨日のエントリーでレヴューした DJ AKi くんの "mimo" シリーズの影の主役と呼んでも過言じゃない(と勝手に思ってる)サルヴァドールのドラムンベース DJ / プロデューサーの DJ ルーツが今年の 1 月にウェブ上で公開したスタジオ・ミックス。けっこう早い時期に発見してて、それ以来、愛聴してたんだけど、昨日のエントリーを書いてて思い出したので。
昨日のエントリーでもちょっと触れた通り、DJ ルーツはブラジルの古都・バイーア州サルヴァドールを拠点とするドラムンベース DJ / プロデューサー。2006 年に DJ AKi くんたちとブラジルに行ったときにサルヴァドールで出会ったアーティストで、その時に何曲かトラックを聴かせてもらったんだけど、そのクオリティの高さにみんなでブッ飛んじゃったっていう、なかなか思い出深いアーティストだったりする。しかも、大都会のサン・パウロじゃなくて、より北(南半球なので赤道に近付くってこと)の、ブラジルでも最も黒くてカポエイラを生んだ街、サルヴァドールだったってのも感慨深いし。まぁ、本人はアフロ・ブラジリアンじゃないっぽいけど(ブラジルは混血の進みっぷりがハンパじゃないんで、厳密にはもちろんわかんないけど)。
トラックの印象は生楽器とヴォーカルの使い方が見事で、爽やかな疾走感があって、すごく音楽的で、ラテンなフレイヴァー(ブラジルだけじゃなく広くラテン・アメリカを感じさせる)の活かし方がすごくオリジナルなドラムンベースで、DJ セットでも冴えるけどフロアじゃなくても OK なサウンドって感じ。特に「爽やかな疾走感」ってのがポイントかな。こういう感じって、ありそうでなかなかなかったから。まぁ、それ以来、チェックしてるアーティストなんだけど、その後も DJ AKi くんの "mimo" だけじゃなく、 DJ マーキーが主宰するインナーグラウンドから "Sorriso De Flor" がリリースされたりもしてて、着実に活躍中らしい。
実はクラブでの DJ プレイは聴いたことないんで、個人的な印象としては DJ というよりもプロデューサーって感じなんだけど、このミックスは、もちろん自身のトラックだけじゃないんで(トラックリストはリンク先、もしくは画像を拡大すると確認できる)、プロデューサーとしてというよりも DJ としての側面をプレゼンテーションしてる感じなのかな。それでももちろん、プロデューサーとしての彼の世界観みたいなモノは十分感じられるけど。
まぁ、法律的なこととかいろいろ考えるとゴニョゴニョした部分もないことはないけど、まぁそんなに堅いことを言わずに素直に楽しんじゃえばいいんじゃないかな、と。
一応、リンク先は本人の MySpace 内のブログのページ。ホントは MySpace ってキライなんでリンクを貼りたくないんだけど、www.djroots.com は死んでるっぽいんで仕方なく。それにしても、なんでみんな、MySpace のガタガタにレイアウトが崩れた感じとか、ムヤミにいろんなモノが動いたりチカチカ光ったり、やたらと読み込むのに時間がかかるようなウザイ感じとか耐えられるんだろう? 個人的にはガマンできないっつうか、ありえない。アーティスト本人と直接つながって、コミュニケーションが取れる仕組みとしては、ちょっと昔のこととか考えるとメチャメチャ画期的だってことは認めるけど、それにしても美しくなさすぎ。たぶん、精神衛生上も教育上も良くないね、きっと。
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