2009/01/23

Good morning music.

"NIKE Sport Music iMix: In the Morning Sunlight" (iTunes Store) 
Link(s): iTunes Store

たまにはちょっと趣向を変えて、手前味噌なモノを。我ながら、わりといい出来なんじゃないかと思うので。だって、まず何より、自分でよく聴いてるから。これは NIKE+ 用の日本独自コンテンツのひとつとして選曲した iMix で、朝用のセットとして選んだモノ。ある意味、セルフ・レビューってことになるのかな。

今さら説明する必要もないかもしれないけど、NIKE+ ってのは、ナイキの専用スニーカーにセンサーを、iPod にレシーバーを装着することで、自分のランニングのデータ(距離や速度、消費カロリー等)を計測して、そのデータをウェブ上の専用ページで管理できる、っていう製品+サービス。ナイキとアップルという、世界でも屈指のハイ・プロファイルなブランドふたつのコラボレーションって意味でも、いろいろな意味で象徴的な企画だと思うけど、ナイキが単なるスポーツ・グッズの生産・販売企業って枠を超えて、ソフトウェアであったり、サービスであったり、ライフスタイルをひっくるめて、「ナイキとして売る」ってモデルを始めたって意味でも、すごく興味深かったりする。

そのサービスの一部として、ワークアウト時に iPod で聴く音楽コンテンツがあって、いろいろなコンテンツが用意されてるんだけど、そのひとつである iMix(iTunes Store で取り扱ってる曲からセレクトしたオリジナル・コンピレーションみたいなモノ)を数セットNIKE+ の日本での立ち上げのときに、ランニングするいろいろな状況を想定して選曲したんだけど、これはその中のひとつで、朝にランニングすることをイメージしたもの。

基本的には、エレクトロニカ系の電子音メインのサウンドのモノで統一しつつ、最初はゆっくりとストレッチ〜ウォーミング・アップで身体をほぐしつつ、徐々にペースを上げつつ、でも、目一杯頑張るんじゃなくて、気持ちいい朝日の中を程よく心地いいペースで走って、最後にだんだんペースを落としてクールダウンしてワークアウトを終えるイメージ。

収録アーティストは、アズ・ワンフィラ・ブラジリアといった海外のアーティストよりも、レイハラカミテイトーワジャズトロニックポート・オブ・ノーツペペ・カリフォルニアなど、日本人のアーティストが多くなったけど、別に意識したわけじゃなくて、選んでみたら結果的にそうなってただけ(いわゆる「邦楽」ってイメージのアーティストはいないし)。こういうサウンドを作らせると、日本人アーティストは上手いってことなのかもしれない。もちろん、iTunes Store で取り扱ってる曲に限定されてるって制約はあるし、これを選んだのは 2006 年だから時間もけっこう経っちゃって入るけど、それでも、適度にヴォーカル・トラックも混ざっててメリハリはありつつも、ある程度の統一感みたいなモノも保てて、わりといい感じなんじゃないかな、と。自分でも何度も聴いてるけど、けっこう気持ちよくて、飽きもこない。

NIKE+ の立ち上げ時に、他のコンテンツと一緒にまとめてボンッと公開しちゃったんで、NIKE+ もまだきちんと把握されてなかったし、他にアスリートが絡んだような派手なコンテンツもあったんで、たぶん、全然目立たなかったんじゃないかと思うんだけど、その後、ランニング自体もブームを超えて普及しつつある感じもするんで、こうやって埋もれさせとくのはちょっともったいないかな、と。

あと、別にランニングだけじゃなくて、早起きしてどこかに行かなきゃいけないときとか、寝起きでボーっとした頭で電車の中とかで聴いてても、けっこうシックリくる。やっぱり、天気がいい日のほうが似合うかな。
RUN BABY RUN

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