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特別好きなレーベルって意識はないんだけど、わりとツボなリリースが多くて、気が付いたら何度も取り上げてるイギリスのレーベル、トゥルー・ソーツ（Tru Thoughts）からちょっと前にリリースされた企画盤。タイトル通りカヴァー集なんだけど、まぁ、ちょっと面白い仕上がりなんで。参加アーティストはクアンティック（QUANTIC）だったり、リジー・パークス（LIZZY PARKS）だったり、ノスタルジア 77（NOSTALGIA 77）だったり、TM ジューク（TM JUKE）だったり、まぁ、トゥルー・ソーツではお馴染みのアーティストたちなんだけど、カヴァーされてる曲がマイケル・ジャクソン（MICHAEK JACKSON）の "You Are Not Alone" やマーヴィン・ゲイ（MARVIN GAYE）の "Sexual Healing" といったお馴染みの曲から、4 ヒーロー（4HERO）の "Hold It Down" とかホワイト・ストライプス（WHITE STRIPES）の "Seven Nation Army” とかマックス・セッジリー（MAX SEDGLEY）の "Happy" とかエミネム（EMINEM）の "My Name Is ..." とか、ちょっとビックリするような曲まで、なかなか意外性に富んでて面白い選曲で。
そうは言っても、サウンドはメチャメチャトゥルー・ソーツっていう感じで、例えばエミネムの "My Name Is ..." はジャズだし、マックス・セッジリーの "Happy" はオルガンを全面にフィーチャーしたモッズ風な仕上がりだったりして、なかなか興味深い再解釈。もちろん、オリジナルを知ってれば一層楽しいし、知らなくても単純にトラックとして楽しめる。あと、カヴァーって、オリジナルに思い入れが強ければ強いほど、中途半端にダサくカヴァーされるとムカついたりしがちだけど、これだけアレンジが違うとムカつく気にもならないし。
個人的に一番気に入ってるのは、ロニ・サイズ / レプラゼント（RONI SIZE / REPRAZENT）の名盤 "New Forms"（Links: iTS / Amzn）に収録されてたドラムンベース・クラシック "Brown Paper Bag" のユー & ミー（YOU & ME）ってアーティストによるカヴァー。レイジーなレゲエ・フレイヴァーのカヴァーで、なかなかナイス。ドラムンベースをレゲエで解釈するってのも、アイデアとしてすごく正しいし。久しぶりにロニ・サイズ / レプラゼントのオリジナルを聴いたらやっぱメチャメチャカッコイイんで、比較のために貼っておこう。
Me & You: "Brown Paper Bag" by robertluis
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