2008/08/08

Ear 2 ear.

CX300

(Sennheiser) 


iPhone 3G を買ったらやはり周辺のアイテムも気になってくるもんで、ケースやら何やら気になってるわけですが、最初に手を付けたのはイヤフォン。初期の iPod の頃に比べてだいぶマシになってきてるとは言え、やっぱり純正のイヤフォンは音質的にイマイチだし、個人的には白いイヤフォンはデザイン的にも好きではない(特に iPhone 3G のブラックには似合わない)ので。

これまではゼンハイザー MX160 というかなりリーズナブルなタイプのイヤフォンを使ってた(市場価格は ¥2000 程度)。ゼンハイザーの音は昔から好きで、どのモデルも値段なりの音がキチンと鳴る(しかも、低音がわりとしっかり出て、中高音域もスムースに鳴る)って点ですごく信頼してる。もっと高いモデルでもよかったんだけど、基本的にはポータブル・プレーヤーで使うイヤフォンは消耗品だと思ってるので、それほどコストをかけなくてもいいかな、と。こだわる(というか、うるさい?)人はすごくこだわるけど、再生機の性能や聴く環境を考えるとそれほど神経質になってもなぁ、というのが、まがりなりにも数年間、音楽制作の現場で仕事をしてきた人間としての、ちょっとオトナになった最近の個人的なスタンスなので(オーディオ機器が好きなことと音楽が好きなことは、必ずしもイコールじゃないことも、けっこうある)。音の善し悪しなんて判断できないし。好き嫌いであって。だから、「ゼンハイザーの音が好き」ってのがゼンハイザーを選ぶ唯一且つ十分な理由。今回の買い替えの理由は、iPhone 3G を買ったからっていうのが半分、これまで使ってた MX160 がやや脱線気味でボチボチ寿命っぽかったのが半分。また MX160でもよかったんだけど、せっかくだからいろいろ聴いてみて(最近の家電量販店はいろいろ視聴ができるので便利)、今回は同じゼンハイザーの CX300 をチョイスした、と。

これを選んだ最大の理由はコスト・パフォーマンス。カナル・タイプの CX シリーズの最下位機種で市場価格は ¥5000 程度。一番大事な音の鳴りは、今まで通りのゼンハイザーな感じで悪くない(っつうか好みなので)し、カナルも適度な密閉感だし(外の音がまったく聴こえないわけではないけど、そのくらいのほうが日常生活で使うには適してると思うので。イヤー・パッドは 3 サイズ附属してる)、細かい部分だけど左右非対称ケーブルも便利。予算に余裕があれば ¥10000 の上位機種でもいいんだけど、まぁ、扱いが乱暴なんで、これくらいがちょうどいいかな、と。

イヤフォンは、聴く音楽のタイプも含めて、多分に主観に左右されるモノなんで、人に勧めるのがムズカシイというか、とにかくたくさん試して(できれば、同じリファレンス用の音源とプレーヤーで)好みのモノを見つけるしかないんだけど、ゼンハイザーはやっぱり値頃感も含めて信頼ができる。

実は、もうひとつ、悩んだのがあったんだけど、それは同じくゼンハイザーの MM 50 for iPhone というモデル。iPhone の純正イヤフォンのようにマイク付きのモデルで、これはこれで気になったんだけど、コレを使って話してる姿は端から見ると異様だろ、ということでやめたけど。

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