『+81 Voyage / Brazil and Argentina issue』
(ディー・ディー・ウェーブ 株式会社) ★★★★☆ Link(s): Amazon.co.jp
『+81 Voyage』は、「グラフィック・デザインを中心に、ファッション・音楽・映像・写真など、各号特集テーマを設け、様々なクリエイティヴ・シーンを紹介するデザイン・カルチャーマガジン」(メディア向けの資料より)を標榜するバイリンガルの季刊誌『+81』の別冊で、「"写真で旅する旅行記&クリエイター・インタビュー" をテーマに、毎号ひとつの地域をフォーカスし、その土地のグラフィック・イラスト・建築・インテリアなど、あらゆるジャンルのクリエイターを紹介する」(メディア向けの資料より)もので、年 2 冊発行されてる。『+81』も『+81 Voyage』も、毎号欠かさずチェックしてるわけじゃないけど、わりと引っかかることが多くて、特に『+81 Voyage』は創刊号のブラジル特集も 2 号目のバルセロナ特集も個人的にはかなりツボだったので、最新号がブラジル+アルゼンチン特集ってことで、早速ゲットした。
今回はリオ・デ・ジャネイロ、ミナス・ジェライス、サン・パウロ、そしてブエノス・アイレスの 4 都市に焦点を当ててて、内容的には 8 割ブラジル・2 割アルゼンチンって感じ。『+81』本誌は、ちょっと凝りすぎなデザインがあまりツボじゃなかったりすることも多いんだけど、それに比べると『+81 Voyage』はわりとシンプルで、でもクールなデザインで、個人的には好み。相変わらず全体を通して写真も素晴らしいし、ボサ・ノヴァに関してとか、建築に関してとか、すごく見応え(読み応え)がある。ブエノス・アイレスは未知の世界なんだけど、すごく行ってみたくなったし。
内容や構成自体はすごくシンプルなんだけど、いろいろ小手先のギミックみたいなものが横行してる昨今、小細工抜きにヴィジュアルとテキストで頭の中にイメージをかき立ててくれるって意味ではすごく好きだし、貴重な雑誌のひとつかも。5 冊目にして 2 回目のブラジル特集ってことで、どれだけブラジル好きなんだよ、って思わなくもないけど、その辺もキライじゃないし。フツーにサン・フランシスコとかニュー・ヨークとかの特集も見て(読んで)みたいけど。そういうメジャーな街でも『+81 Voyage』ならちょっと違った内容になりそうだし。まぁ、個人的には変化球としてメキシコ・シティとかもいいな、と思うけど。
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