2009/02/11

Abstract extracts.

"J. PERIOD Presents ... The [Abstract] Best"

. (J. Period)

個人的には 2008 年のベスト・アルバムだった "The Renaissance" で健在ぶりを示した Q ティップの新旧の音源を、数多くのミックステープで知られる J. ピリオドがミックスした音源。 J. ピリオドのサイトで 2 月 10 日からダウンロード可能になってる。

J. ピリオドはこれまでにも、ザ・ルーツやローリン・ヒルなどの音源で同じような企画を手掛けててなかなか評判のいい DJ。今作も、Q ティップのソロの音源やア・トライヴ・コールド・クウェスト(ATCQ)の音源はもちろん、ビースティ・ボーイズとかディー・ライトなどの関連音源まで、全 48 トラックをアッパーなテンションでガンガンつないでて、構成もすごく凝ってるし、コンシークエンスが ATCQ の "Buggin' Out" を演ってるスペシャルな音源とかも入ってて、Q ティップ・ファンなら間違いなく楽しめるし、Q ティップの魅力を再確認できる。しかも、これは Vol. 1 で、Vol. 2 も用意されてるらしい。

ブッチャけたハナシ、リーガルな問題はどうなってるのかイマイチナゾだけど、この世界はこういう、なんとなくユルい認めてるっぽくて、あんまりイリーガル感はない。ハーフ・リーガルというか、オフィシャルでもアンオフィシャルでもない、こういうユルい感じのコンセンサスで成立してるって、実はすごく大事な感覚のような気がする。これからの時代には、特に。クリエイティヴ・コモンズなんかもちょっと近いけど、とかくつまんないことに目くじら立てたり、つまんない正論を振りかざして善人面してる偽善者が多い昨今なだけに。

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