ARTHUR VEROCAI "Arthur Verocai"
(Continental Records / Luv N' Haight) ★★★☆☆ Link(s): Amazon.co.jp
相変わらずブラジルモノをいろいろ掘ってる中で、気が付くと何度も聴いてるアーティストのひとりがこのアルチュール・ヴェロカイ。ちょっと前にレビューしたエチオピアのジャズ・レジェンド、ムラトゥ・アスタトゥケに続いてモチーラの主宰するタイムレスに出演してたりして、世の中的にも一部では再評価の波が高まってるような気がしたりもするんで。
これは 1972 年リリースのソロ・アルバムで、2003 年に再発では定評の高い LA のレーベル、ラヴ・ン・ヘイトから再発されたモノ。アートワークの写真は落ち葉舞う秋っぽい感じで、まるで季節感がないんだけど、ブラジルは今の時期が秋なんで、実は季節感的にはピッタリなのかも? なんてこじつけてみたり。まぁ、単にいいアルバムで、最近よく聴いてるだけなんだけど。
アルチュール・ヴェロカイは、ジョルジ・ベンとかイヴァン・リンスとかエリス・レジーナの作品でプロデュースやアレンジ、ソングライティングなどを手掛けてたアーティスト。フォーク・ジャズとか言われてるらしいけど、確かにフォーキーな曲もあり、わりとファンキーな曲もありで、なかなか味わい深い。決してフロントマン向きのキャラクターじゃないんだろうけど、地味ながらもいい感じにムーディで、適度にブラジルらしさもあって、でもブラジル過ぎない感じがいいサジ加減で、そういうところも含めて、個人的にはすごくツボかな、と。
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