2009/07/16

Mo' better funk.

"Black Rio 2: Original Samba Soul 1968-1981" Compiled by DJ CLIFFY 
(Strut)  Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp

前に 2002 年リリースの 1 枚目をレヴューしたイギリスのストラット・レーベルのコンピレーション、"Black Rio" の 2 枚目が、7 年の時を経てリリースされたんで、これは聴き逃せないだろってことで早速チェックしてみた。今作も、コンパイルしたのは前作同様、ロンドンでは歴史の長いブラジル音楽のクラブ・イベント、Batmacumba でお馴染みの DJ クリフィ。

前作は、コパ 7 とかジョルジ・ベンとかバンダ・ブラッキ・リオとかウニオン・ブラッキとかジェルソン・キング・コンボとか、わりと有名どころというか、いろいろこの手のヤツを掘ってる今となってはわりとよく知る名前(当時は全然知らなかったんだけど…)が多かったんだけど、今作は前作にも増して知らない名前ばっかりだったりして。まぁ、ここからさらに掘っていくためのネタとしてはすごくありがたいんだけど。そんなレア・グルーヴ臭がプンプン漂ってくる。

だから、個別のアーティストに関してはあまり知らないんだけど、聴いた印象は、メチャメチャ熱くて、メチャメチャ黒くて、メチャメチャファンキーで、同時に、適度にブラジルで、前作同様、まさに「ブラッキ・リオ」って感じで、期待を裏切らない仕上がりの全 18 曲。アメリカのファンクの影響をモロに受けつつも、やっぱりただのモノマネにはならない感じが絶妙で、個人的にはこのぐらいのサジ加減がメチャメチャツボだったりする。リリースに際して公開された約 30 分のプロモ・ミックスを貼っておくんで、それを聴いてもらえば熱い空気感は感じられるんじゃないかな、と。

ただ、アートワークのカヴァー写真は前作のほうが好きかな。ちょっとマッチョすぎるし、レトロ感もイマイチ。もうちょっとレア・グルーヴ感があったほうが良かった気がするけど。あと、ウェブ上に出回ってるカヴァー写真は誤植なのか、'1971-1980' ってなってたりする。あと、別の写真でサブ・タイトルが 'Brazil Soul Power 1968-1981' になってるヤツもあったりして、ちょっと紛らわしかったりするんだけど。


"Black Rio 2 Promo Mix" (by DJ CLIFFY)





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