2010/05/21

So santastic. So pieceful.

井上三太展 (Praco Factory / 渋谷パルコ PART 1 - 6F ) 
Links: Santa Inoue Official Site

『TOKYO TRIBE』シリーズや『隣人 13 号』などで知られる漫画家、井上三太の個展。まぁ、井上三太って言えば、もっともブラック・ミュージックを感じさせるっていうか、コミックであるにも関わらず R&B / ヒップ・ホップが聴こえてきそうな作風で、B ボーイ魂をもっとも強く揺さぶる日本人アーティストのひとり。コミックだけでなく、ブランドとショップをやってたり、アニメーション版の『TOKYO TRIBE 2』では、本人の希望でオープニングにイルマティック・ブッダ MCs(aka ブッダ・ブランド)の "TOP OF TOKYO"、エンディングにスチャダラパーの "TT2 オワリのうた" って名曲を使っちゃったり(っていうか、発注した。しかも全篇の音楽をプロデュースしたのは MURO)と、何かとツボを押さえてて、まぁ、何て言うか、作品に一貫して同時代(実際は世代はちょっと上だけど)感がある数少ない漫画家(世代だけじゃなくて、それこそ、ファッションとかも音楽も含めて)なんで、楽しみにしてたんだけど、思った以上に楽しめたかな。

会場は渋谷パルコ PART 1 の 6F。スペース的にはそれほど大きなスペースじゃないだけど、まぁ、入場料も ¥300- だし、別にそれほどショボイ印象はなかったかな(まぁ、もっとちゃんとした場所でやってもいいくらいのアーティストだとは思うけど)。展示的にはコミックのオリジナルのピース(とあえて呼びたい)をメインに、書き下ろしのデカイピース、アニメーションの映像、手書きのメモ類、フィギアやグッズ等。オトナ向けのセクシーなピースを集めた「18 禁」コーナーとか等身大フィギアなんかもあったりして、なかなか面白い。

あと、個人的にツボだったのは場内撮影 OK なところ。ついつい iPhone で 100 枚くらい写真を撮っちゃったし。こういう趣向も嬉しい限り。ヒップ・ホップな(っていうか『TOKYO TRIBE』シリーズと『隣人 13 号』な?)印象が強いからか、わりとバイオレントなイメージを持たれがちなところもあったりするみたいだけど、けっこうメロウな作風がすごく魅力的で、それこそ、美メロ R&B がピッタリなピースが個人的には結構好きだったりして。

それにしても、こうして書いてて気が付いたけど、コミックでありながら、1 コマ 1 コマがひとつのピースとして成立してるって、よく考えるとスゲェことだなって思ったり。あと、グッズとかフィギアとかも取ってつけた感じじゃなくて、すごく自然に成立してる感覚もすごくシックリくるし。これはホントに感覚的な部分だと思うけど、「コミックのグッズ」って感じが全然しないし、かといって、めざとく狙ってるような多角展開的なイヤらしさもない絶妙な感じで。こういう感覚って、ありそうでけっこうない。そういう部分のトータルな世界観として感じられるところが一番ツボなポイントなのかも。5 月 23 日までなんだけど、もう 1 回行きたいくらい。


BLACKSTREET
"Before I Let You Go" (From "Blackstreet")
 







トPオF、.

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