矢立 肇 / 福井 晴敏 / 富野 由悠季 著(角川グループパブリッシング) ★★★★☆
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前に 4 巻をレビューした福井晴敏による小説版ガンダム、「機動戦士ガンダム UC」の最新刊。舞台は「宇宙」と「空」(どちらも「そら」と読む)の境目である地球軌道。宇宙世紀元年に発生し、その後の宇宙世紀の歴史に大きな影響を及ぼしたラプラス事件の現場が再び物語の舞台となり、約 100 年前の亡霊が目を覚ます。
「皆殺しの富野」とも呼ばれる御大に負けず劣らず、味のあるキャラクターの命が惜しげもなく失われていくストーリーはなかなか強烈。それがキレイごとなんて言ってられない戦争の真実であり、そういったものを背負いながら、少しずつオトナになっていくのがガンダム(少なくとも富野ガンダム)の軸なわけで、そういう意味ではキチンとガンダムの王道を押さえつつ、優れた描写力でシーンを脳内にビジュアライズさせるスキルはさすが。
地球軌道上での攻防を経て、次巻では遂に舞台は地球へと移ることになる。
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