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これまでもたびたび名前を挙げてるけど、今じゃすっかりオシャレさんの必須アイテムになってる感もあるジャック・ジョンソンがこないだリリースした 5 枚目のスタジオ・アルバム。まぁ、まったく期待を裏切らない、ジャック・ジョンソンらしいアルバムに仕上がってる。良くも悪くも。
サウンドの印象としては、いつも通りって言えばいつも通りなんだけど、強いて挙げればエレクトリック・ギターわりと使ってる? ってちょっと思ったくらい。まぁ、気にしなければ、別に気にならない感じだけど。全体としては、シンプルでオーセンティック且つオーガニックなサウンド・プロダクションとソング・ライティング、そして味わい深いヴォーカルって感じの、いつも通りのジャック・ジョンソン。そして、それで十分だし。
ジャック・ジョンソンに関しては、実はファースト・アルバムから全部リアルタイムで聴いてたりする。ファースト・アルバムの "Brushfire Fairytales"(Amazon.co.jp / iTunes Store)は 2001 年のリリースなんだけど、当時は(っつうか、今もだけど)クラブ・ミュージックとブラック・ミュージックばっかり聴いてて、レコード店で「ロック」って棚に置いてあるようなモノはそれほど熱心にチェックしてなくて、もともと好きなアーティストならともかく、新人とか、全然チェックしてなかったんだけど、何故か "Brushfire Fairytales" はピンとくるものがあって。雨の中でレインウェアのフードを被ってるアートワークにも何か魅かれたし、「ジャック・ジョンソン」って名前自体、引っかかったし。往年の名ボクサーの名前でもあるし、マイルス・デイヴィスのアルバム・タイトルでもある(1970 年リリースの "A Tribute to Jack Johnson")から。なんか「含み」があるんだろ、なんて勝手に深読みしてたくらい。だから、単にアーティスト名(しかも本名)だとは思ってもみなくて。ただ、その手の情報は特に追いかけてなかったから、どんなアーティストなのか調べたりはせずに、ホントに何の先入観もなしにアートワークと名前に魅かれて買って聴いたんだけど、今、思うと、なかなか幸運な出会いだったのかな、と思ったりもする。聴いてみたらフツーに地味だけどいいアルバムで。まぁ、実は、最初は新人アーティストのデビュー・アルバムだとも思ってなかったくらい。「フォーク / シンガー・ソングライター系の隠れた名盤の再発か何か?」くらいな感じで。
まぁ、それ以来、オリジナル・アルバムはもちろん、サウンドトラックみたいな関連アイテムや交流のあるアーティストもチェックしてて、どれも一定以上のクオリティなんだけど、個人的にはやっぱオリジナル・アルバムが好きで、特にファーストと前作の "Sleep Through the Static" が好みなんだけど、今作もなかなかの出来映えで、気が付いたら何度も聴いちゃってるから不思議。特に今の時期の夕方の散歩の BGM にはピッタリ。ちょっと曇ってるくらいでもアリな感じなので。
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