『地球の上で歩く、食べる、眠る』
北山 耕平 監修 梶原 光政 編著(洋泉社) ★★☆☆☆
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どこかで偶然知って、だいぶ前にレヴューした『虹の戦士』の翻案者の北山耕平氏が監修者だったので、あまり下調べもせずに読んでみた一冊。今年の 7 月に出版されたものでサブ・タイトルは「アウトドアのレッスン」。まぁ、先に結論を言っちゃうと、あまりピンとこなかったんだけど。
まぁ、 内容としては、いわゆる「アウトドア・ライフのススメ」的なモノで、メンタリティ的なことから装備・食事等のことまで一通りカヴァーされてて、文量も少なめだし、読みやすい感じでまとめられてるなって印象ではあるかな。実際、すぐに読み終わっちゃったし。
でも、個人的には、そこが物足りなかったっていうか、ピンとこなかった部分なんだけど。啓蒙的な目的にしてはイマイチグッとこないし、逆にもっと実用よりな目的にしては情報量が少ないし。なんか、どっちつかずな感じで。啓蒙的な目的なもっとブッ飛んでて、キュンキュンくる感じのほうがいいと思うし、実用的な目的ならもっと具体的な情報が多いほうがいいと思うし。正直、コレだけ読んで初めてアウトドアに行けるとは思えない(ハイキングくらいなら可能かもしれないけど)し、ちょっと経験のある人がさらにハマっちゃうような感じでもないなぁ、って。
まぁ、語り口もヴォリュームもライトだから読みやすくはあるんで、ダイジェスト的な意味合いはあるのかな? とは思うけど。でも、個人的にはあまり「アウトドアのレッスン」にはならなかったんで、期待外れな感じがあったかな、と(まぁ、実際の執筆には北山耕平氏はあまり関与してないんで、それを期待してた時点でちょっと期待が的外れなのかもだけど)。残念ながら。
Bristol rules..
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