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マンガ大賞 2008 の大賞に続き、第 54 回小学館漫画賞の一般向け部門を受賞(といっても、それがスゴイことなのか知らないけど)した『岳』の最新刊。
親が離婚したこどもとイジメのハナシだったり、内定取り消しのハナシだったり、いろいろ世知辛い世相を反映させつつも、やっぱりグッときちゃう「名もなき人と山」のエピソードと心地いい読後感は健在。やっぱり、すごくクオリティが高い。
今回のクライマックスは、これまでも抜群の存在感を放ってた職人肌のヘリコプター・オペレーター(って呼ぶのかはナゾ。でも、パイロットではなく、船や潜水艦の艦長のように、何か特定の操作等を担当してるんじゃなくて、全体の状況を見て、判断して、的確に指示を出す人)の牧のエピソード。世相を反映させつつも、やっぱり大切な一線はキチンと守ってて、ますます存在感を増してる。
人前で読むのが危険な漫画なのはわかってるのに、やっぱり我慢できずにメシを喰いながら読んじゃんって、案の定、不覚にもウルウルきちゃってちょっと恥ずかしい思いをしちゃった。
いつも書いてるけど、やっぱり、こう書いちゃう。山に登らない人にも、登ってみたいかもって思ってる人にも、もちろん登る人にも。
*既発巻:
- 『岳 1 巻』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 2 巻』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 3 巻』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 4 巻』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 5 巻』 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 6 巻』 Link(s): Review | Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 7 巻』 Link(s): Review | Amazon.co.jp / Rakuten Books
- 『岳 8 巻』 Link(s): Review | Amazon.co.jp / Rakuten Books
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