2008/10/17

Trekking life.

BRUTUS 2008/11/1 山特集 ワンダーフォーゲル主義

(マガジンハウス

BRUTUS』の最新号は山特集。『BRUTUS』はたまに山の特集はやるんだけど、わりと海外、特にヨーロッパの山とかがメインのことが多い気して、イマイチしっくりこないこともあるんだけど、今回はわりとドンピシャ。若木信吾さんの撮ったジョン・ミューア・トレイルが素晴らしい。これだけでも「買い」かな、と。

内容的には、ジョン・ミューア・トレイルだけじゃなく、60 年代のヨセミテ(に集った人々)の素晴らしい写真とか、『アルプ』のこととか、山の本のリストとか、『山と渓谷』とかとは一味違う、『BRUTUS』らしい切り口で楽しめる。

「ワンダーフォーゲル」なんて言っちゃうあたり、どうも『BRUTUS』はヨーロッパのアルピニズム的な方向なのかなと思いつつ(たぶん、それほどハードなイメージではない、ってことなんだろうけど)、今回はジョン・ミューア・トレイルだったりして、イマイチよくわかんないけど、『山と渓谷』的なモノでも野外フェスティバル好きの延長的なものでもないカタチで、こういうカタチで山が取り上げられることは嬉しい限り。『Spectator Vol. 16』なんかもそうだったけど。なんか、もうちょっと違うカタチのものも欲しいような、ちょっとまだスキマがあるような気がするけどね、山の世界には。まだまだ可能性がある気がするし。

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