"Out There" THE HELIOCENTRICS(Now Again / Stones Throw) ★★★★☆
Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jpたびたび触れてるイギリスのレーベル、Strut のコラボレーション・アルバム・シリーズ、'Inspiration Information' のアンプ・フィドラーとスライ & ロビー、アシュレイ・ビードルとホレス・アンディに続く第 3 弾でエチオピア人のジャズ・レジェンド、ムラトゥ・アスタトゥケとコラボレーションするのがこのヒーリオセントリックスだって聞いて、俄然期待を膨らませつつ、あらためて聴き直してみたのが 2007 年リリースのこのアルバム。アメリカではストーンズ・スロウからリリースされてて、マッドリブとかの絡みでも話題になった 1 枚でもある。
'heliocentric' なんて言われて、しかもこんなアートワークだと、やっぱり思い出すのはサン・ラの "The Heliocentric Worlds of Sun Ra, Vol. 2" なわけで(ポール・ウェラーのアルバムでも同じタイトルのがあったけど)、ついついイメージが膨らんじゃうんだけど、その期待を裏切らないドープな 1 枚。ヒーリオセントリックスはイギリスの 9 人組のバンドなんだけど、そのサウンドは、一言ではなかなか言い表せない感じ。ジャズでもあり、ファンクでもあり、同時にスピリチュアルでサイケデリックでエスニックで、でもヒップホップでエレクトロニックで。まぁ、壮大なギャラクシー系とでも言いたくなる感じは、安直だとはわかっててもサン・ラの名前を挙げたくなっちゃう(っつうか、名前は太陽だけど)。
正直、セールス云々とかはかなりビミョーだとは思うけど、こういう地味でドープでジャンル分けが難しいヤツって、なんか個人的にツボなのが多いし、ムラトゥ・アスタトゥケとのコラボレーションもヤバいことになるに違いない。
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