
なんでも、カール・クレイグ自身は裏方、プロダクションをするって意味ではなく本当の意味での 'プロデューサー' に徹したらしく、サウンド自体もカール・クレイグ得意の 'テック・ジャズ' 的なアプローチではなくて、直球なジャズ。直球なトライブ・サウンド。参加してるアーティストもマーカス・ベルグレイヴだのフィル・ラネリンだのダグ・ハモンド等だし、演ってる曲も "Vibes From The Tribe" をはじめとして、ドープな曲ばかりで間違いない仕上がり。さすがはカール・クレイグ、なかなかいい仕事をしてくれる。
まぁ、奇を衒ったところはあまりないんで、サウンドの面で意外性みたいなのはあまりないだけど(カール・クレイグ・プロデュースなのにオーソドックスなジャズって点は意外性って言えなくはないけど、まぁ、想像できる範疇だと思うんで)、このアルバムに関しては、そのディレクションが成功してるし、こういう企画が成立しちゃうところにデトロイトって街の音楽的な懐の深さみたいなモノを感じたりもする。
* TRIBE "Vibes From The Tribe" (From "Rebirth")
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