2010/01/15

The perspective on the moon.

宇宙兄弟 8 巻小山 宙哉 著(講談社)  
 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books 

これまでにも既発巻をレビューしてきた宇宙兄弟』の最新刊で年末の発売。7 巻の発売が 9 月だったので、相変わらずコンスタントに 3 ヶ月ペースで発売されてる。

ハナシは、天真爛漫でナチュラルでちょいニュータイプで天然も入ってる弟と、そんな弟を誇りに思いつつもコンプレックスも抱えててる兄の兄弟が共に宇宙飛行士を目指す物語。だから、その名も宇宙兄弟』。

今回は、遂に兄・ムッタの宇宙飛行士選抜試験の結果発表が前半の山場。ネタバレになるんで詳細は書かないけど、合格した者にも、落選合格した者にも、それぞれにいいハナシがあって、ちょっとホロッときちゃう。

後半は弟・ヒビトの月でのハナシ。ちょっとビックリするようなアクシデントが起こったんだけど、またもやいいところで終わりやがる(まぁ、コミックの基本的なフォーマットだけど)。やっぱり、オトナとしてはこれくらいの情報量でまた待たされるのはちょっと物足りない感じを抱かざるを得ないけど、でも、何冊か溜まるまで我慢できるかっていうと、やっぱり我慢できなくて買っちゃってるわけで、まぁ、まんまとしてやられてる。いつも書いてるけど、適度に笑わせながら、適度にグッとくる、 そんな何とも言えない絶妙な「ドライ・フィット」感が残る読後感はすごく心地いいし。



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