(情報センター出版局) ★★★★☆ Link(s): Amazon.co.jp
表紙の写真があまりにも素晴らしいかったので、中身をよく確認せずに買ってみた一冊。それもそのはず、著者はカメラマンで、中で使われてる写真も素晴らしいし、とても見応え / 読み応えのある「格闘技をめぐるブラジル紀行」です。内容は、自らも格闘技経験者(というか、現在もやっているらしい)というカメラマンの著者が、リオ・デ・ジャネイロを訪れ、ルタ・リーブリのトップ・ファイターのひとりである "ペケーニョ"・ノゲイラと 2 ヶ月間、寝食を共にしながら見たものを写真に収め、聞いたこと・感じたことを文字で綴った一冊。いくつかのルタ・リーブリの道場を中心に、ブラジリアン・トップ・チームやシュート・ボクセといったメジャーどころまで、道場に足を運び、体感し、それを切り取ってる。実際に "ペケーニョ" の家に住み込んでたらしく、文字通り「寝食」を共にして、「懐に飛び込んだ」からこそ撮れた写真と書けた文章からは、息づかいまで伝わってくるような感じがする。文章に関しては、決して技巧的に優れているわけではないと思うけど、格闘技の描写はさすがに経験者のものだし、ベネズエラのエピソードとかも含めて、ライトで面白いので、どんどん読ませてくれる。あと、やっぱり写真がとにかく素晴らしい。臨場感があって、美しい。