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2010/05/26

Young mods' forgotten stories.

"KEB DARGE & PAUL WELLER Present Lost & Found Real R'N'B & Soul" 
(BBE)  Link(s): Amazon.co.jp

良心的な作品を数多くリリースしてるレーベルとして人気の BBE が今年の初めにリリースしてた、なかなか渋いコンピレーション。リリース当初にチェックしてたんだけど、レヴューし忘れてたのを思い出したので。

まぁ、内容的にはタイトル通りで、ケブ・ダージの手掛ける 'Lost & Found' シリーズにポール・ウェラーを迎えて編纂されたレア・ソウル / R&B のコンピレーション。ケブ・ダージとポール・ウェラーっていうと、60 〜 70 年代の洗練されたノーザン・ソウルなイメージが強いけど、ここでセレクトされてるのは、もうちょっと泥臭いソウルと R&B。時代的には 50 〜 60 年代で、地域的にもノーザン・ソウルだけじゃなくサザン・ソウルも含まれてて、サウンド的にも、クールで洗練されたいわゆるノーザン・ソウル的なサウンドっていうよりも、もっと泥臭くて土臭くて汗臭いソウルな印象かな。

2009/02/03

Modern classics.

PAUL WELLER "At the BBC" (Yep Roc) 

'モッドファーザー' ことポール・ウェラーが 1990 年から 2008 年の間に BBC に残したライヴ音源をデジタル・リマスター処理した全 74 曲・CD 4 枚組ボックスというヴォリュームたっぷりなアイテム。ソロの曲はもちろん、ザ・ジャム〜ザ・スタイル・カウンシル時代の楽曲からカヴァーまで、時にはアコースティックに、時にはバンドで(見えないけど、明らかに)青筋を立てながら、歌い上げてる。

まぁ、全部をメチャメチャ楽しめるって人は相当なウェラー・マニアだと思うし、さすがにちょっとお腹一杯というか、トゥ・マッチな感もなきにしもあらずだけど、それを差し引いても、あらためてこうやって彼の楽曲を聴き直してみると、やっぱりソングライターとしてメチャメチャ優秀であることを実感する。個人的には、ザ・スタイル・カウンシル〜ソロ初期の名曲揃いの CD3、特に "What's Going On" のカヴァーから "Uh Huh Oh Yeh" に繋がる流れとか、"Headstart For Hapiness" から "Into Tomorrow" の流れとか、メチャメチャツボなんだけど、まぁ、どこを聴いても十分楽しめるし、いい感じで年とキャリアを重ねてるというか、いい感じで成熟してきてるのが感じられる。佇まいも相変わらずカッコイイし。

2008/06/12

Musical (m)odyssey.

PAUL WELLER "22 Dreams" (Universal) 

ソロとして 9 枚目となるポール・ウェラーの 3 年ぶりのアルバムは、全 22 曲入りの大作。最近は、いい感じでかなり枯れてきた印象もあったポール・ウェラーだけど、この漲るやる気は何なんだろう、ってくらいのヴォリューム。

音楽的にも、浮かぶ青筋が目に浮かぶロックあり、お得意のソウル風やファンク風もあり、ちょっとブッ壊れたハードな曲あり、ちょっとムーディで不思議な曲あり、果てはスポークン・ワード風な曲まである、かなりバラエティ豊かで大仰な 1 枚。それぞれの楽曲で出来はそれなりにいいと思うんだけど、散漫というか、ちょっととっ散らかった印象は否めない。個人的には、もっと渋くて全体にまとまりのあるアルバムが聴きたいな、なんて思うところ。