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2009/04/28

Saudade 2 Saudade.

『サンパウロへのサウダージ』クロード・レヴィ=ストロース 著 今福 龍太 訳
(みすず書房) ★★★★☆ Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books
 
『野生の思考』や『構造人類学』などの著書で知られるフランスの社会人類学者・思想家、レヴィ=ストロースの 1996 年の著作 "Saudade de São Paulo" に、訳者の今福龍太がブラジル滞在時にその足跡を辿り、撮った写真をもとに綴った論考を追加したちょっと変わった一冊で、発売は 2008 年。
 
レヴィ=ストロースといえば、去年、生誕 100 年(というか、100 歳の誕生日)を迎えたフランスの社会人類学者・思想家で、レヴィ=ストロースとブラジルといえば思い出されるのは 1955 年の名著『悲しき熱帯 I / (同) II』なんだけど、その基になったのが 1935 〜 1937 年のブラジル滞在で、その時にサン・パウロの風景を撮影した写真をまとめたものが 1996 年に発表された "Saudade de São Paulo" ということで、つまり、これは写真集ということになる(一部、サン・パウロ以外の写真も含まれてるけど)。


2009/03/03

Joga Bonito.

『ブラジルのホモ・ルーデンス』 今福 龍太 著(月曜社) ★★★★★

最近の 3 エントリー(ソウル・ジャズのヤツとジャイルスのヤツと "Black Rio")でブラジル音楽のコンピレーションばかり続けて取り上げてたのは、実はこの本を読んでたから。やっぱりブラジルの本を読む時の BGM はブラジル音楽だろ、という、至極真っ当且つ単純(単細胞?)な理由。こういうバカっぽい感覚は、わりと正しかったりするんで。

この本自体にも著者にも何の予備知識もなかったんだけど、書店で見かけた瞬間にピンときた。本でもレコードでもそういう感覚ってあると思うんだけど、まさにドンピシャリな感じだった。だって、タイトルが「ブラジルのホモ・ルーデンス」。「ブラジル」と「ホモ・ルーデンス」。こんな単語をふたつ並べられた時点で勝負あり。読まざるを得ないというか、もう、すっかりしてやられた感じ。