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2008/10/17

Trekking life.

BRUTUS 2008/11/1 山特集 ワンダーフォーゲル主義

(マガジンハウス

BRUTUS』の最新号は山特集。『BRUTUS』はたまに山の特集はやるんだけど、わりと海外、特にヨーロッパの山とかがメインのことが多い気して、イマイチしっくりこないこともあるんだけど、今回はわりとドンピシャ。若木信吾さんの撮ったジョン・ミューア・トレイルが素晴らしい。これだけでも「買い」かな、と。

内容的には、ジョン・ミューア・トレイルだけじゃなく、60 年代のヨセミテ(に集った人々)の素晴らしい写真とか、『アルプ』のこととか、山の本のリストとか、『山と渓谷』とかとは一味違う、『BRUTUS』らしい切り口で楽しめる。

「ワンダーフォーゲル」なんて言っちゃうあたり、どうも『BRUTUS』はヨーロッパのアルピニズム的な方向なのかなと思いつつ(たぶん、それほどハードなイメージではない、ってことなんだろうけど)、今回はジョン・ミューア・トレイルだったりして、イマイチよくわかんないけど、『山と渓谷』的なモノでも野外フェスティバル好きの延長的なものでもないカタチで、こういうカタチで山が取り上げられることは嬉しい限り。『Spectator Vol. 16』なんかもそうだったけど。なんか、もうちょっと違うカタチのものも欲しいような、ちょっとまだスキマがあるような気がするけどね、山の世界には。まだまだ可能性がある気がするし。

2008/09/29

Place and life.

『越境するトポス』 野田 研一・結城 正美 編 (彩流社  
 Link(s): Amazon.co.jp

「環境文学論序説」なんて小難しいサブ・タイトルが付いているのでなかなか取っ付きにくい印象で、実際に中身を見たらその印象通りの一冊だけど、内容的にはなかなか興味深いので頑張って読んでみた。

タイトルだけでは何のこっちゃわかりにくいんだけど、ネイチャー・ライティングに関する論考を集めたもので、個人的な興味としてはその中で触れられている宮沢賢治とゲイリー・スナイダー、ジョン・ミューア辺り。あと、イマイチ全体像がつかみにくいネイチャー・ライティング自体についてを知るって意味でも、なかなか勉強にはなったかな、と。

曰く、ネイチャー・ライティングとは「人間と自然との関係を前景化する言語表象行為」で、「人間と自然という、私たち自身が踏襲してきた二項対立のパラダイムを根源から再考すること、つまり人間と自然との関係性の多様な意味を解きほぐし、それを再定位することが試みられている」ということらしい。

2008/04/15

The nature activist.

『森の聖者 - 自然保護の父 ジョン・ミューア』  
 加藤 則芳 著 (小学館ライブラリー)
 Link(s): Amazon.co.jp / Rakuten Books 

「国立公園の父」として知られ、憧れのジョン・ミューア・トレイルの由来にもなったジョン・ミューアの足跡と功績を綴った一冊。ナチュラリストであり、ネイチャー・ライターであり、アクティヴィストでもあった彼が、どういう経緯で、国立公園のヴィジョンを持ち、実現したのかがよくわかる。

最近、いろんなところで目にしていた名前なので、とても気になってたけど、なかなか書店の店頭では目にする機会が少ない。結局、アマゾンのマーケットプレイスで買えたんだけど、こういうのを手に取って、中身を確認して買えないのはすごく不満だし、いい本なだけにとてももったない。

エコだの環境問題だの、いろいろ言われるわりに、目先のことばかりに振り回されてる感の強い昨今なだけに、こういう先人のことをキチンと知っておきたいもんです。