Showing posts with label Madlib. Show all posts
Showing posts with label Madlib. Show all posts

2010/08/02

Suites for the seasons.

THE LAST ELECTRO-ACOUSTIC SPACE JAZZ & PERCUSSION ENSEMBLE
"Summer Suite" (Stones Throw)
 Link(s): Amazon.co.jp / iTunes Store 
"Fall Suite" (Stones Throw) Link(s): Amazon.co.jp ★



前にもアルバム "Miles Away" をレヴューしたザ・ラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ & パーカッション・アンサンブルが 2009 年にリリースしてた EP シリーズの 2 枚。ザ・ラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ & パーカッション・アンサンブルと言えば、このブログでも関連作品をたびたび紹介してるマッドリブのジャズ・プロジェクトで、この 2 枚は、タイトルに 'suite' と付いてることから解る通り、それぞれ約 40 分の '組曲' が 1 トラックのみ収録されてる企画盤的な EP。

2010/04/18

Travelling miles.

THE LAST ELECTRO-ACOUSTIC SPACE JAZZ & PERCUSSION ENSEMBLE
"Miles Away" (Stones Throw) ★☆ 
 Link(s): Amazon.co.jp / iTunes Store

ザ・ラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ & パーカッション・アンサンブル。まぁ、何だか偉く長くて大袈裟なユニット名だけど、これはマッドリブのジャズ・プロジェクト。'ハーデスト・ワーキング・マン' って言えばもちろん JB のことだけど、ヒップ・ホップ・シーンの 'ハーデスト・ワーキング・マン' は間違いなくマッドリブ。ブッチャけ、関連音源をフォローするだけでも結構大変だったりするくらい。まぁ、これまでにも書いてるように、マッドリブって、個人的にはちょっと掴みどころがないっていうか、多作ではあるけど、正直、それほど打率は高くないって印象もあったりして。でも、このザ・ラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ & パーカッション・アンサンブルは個人的にかなりツボなんで、結構期待値は高かったんだけど、期待に違わぬ出来映えだった。

2009/02/10

Beat mournings.

MADLIB "Beat Konducta, Vol. 5-6: A tribute to ..." (Stones Throw) 

ヒップホップの歴史に大きな功績を残しただけでなく、現在でも有形・無形の影響を与え続けてる(例えば、こないだリリースされた弟のイラ・J のアルバムとか)'your favorite producer's favorite producer' ことジェイ・ディー / J・ディラが、世界中に惜しまれながら 32 歳の若さで亡くなったのが 3 年前の今日、2006 年 2 月 10 日。彼の 3 周忌に合わせるようにリリースされたのが、多作なのでここでも取り上げることの多いマッドリブストーンズ・スロウで展開してるインストゥルメンタル・ヒップホップ・トラック・シリーズ、ビート・コンダクタの最新作で、アナログ盤でリリースされた Vol. 5 と Vol. 6 をカップリングした CD。それぞれ 'Dil Cosby Suite'・'Dil Withers Suite' ってサブ・タイトルが付けられてるんだけど、この CD 自体はジェイ・ディーに捧げられている。

2009/01/11

Sound travel in Brasil.

MADLIB "Speto Da Rua - Dirty Brasilian Crates Volume 1
(Mochilla) ★☆

2007 年に 3 週間、ブラジルのレシフェを旅して掘りまくってきたマッドリブによるミックス・シリーズの第 1 弾(相当掘りまくってきたらしく、全 6 枚になるんだとか)が年末に到着。リリースは "Keepintime" や "Brasilintime" でお馴染みの B+ とエリック・コールマン主宰のモチーラ(Mochilla)ってことで、アートワークも問題なくメチャメチャクール。マッドリブ+モチーラ+ブラジルって情報だけで期待は高まるし、クオリティは想像できちゃうと思うけど、その期待を裏切らない、想像通りの出来映え。

レシフェはブラジル北東部ではバイーアのサルヴァドールに次ぐ大都市で、もともとサルヴァドールなどと並ぶ奴隷貿易の拠点となった港なんで、当然、ブラジルの中でも「黒い」街のひとつで、カーニヴァルも有名。音楽的にも「黒くて」「濃い」街、ってこと。まぁ、そんな街にマッドリブがモチーラ・クルーが旅をしただけあって、音も写真・映像もスゴイことになってそうでメチャメチャ楽しみなんだけど、とりあえず、音のほうはバッチリ。ボサ・ノヴァやフォークロアっぽいサウンドからジャズ、ファンクまで、期待を裏切らないドープ・ミックス。シリーズの残り 5 枚にも期待しつつ、今、真夏のブラジルに思いを馳せながら過ごす至福の 60 分を。

2008/07/21

Rhythm of America. Vibe of America.

JACKSON CONTI "Sujinho" (Kindered Spirits)  Link(s): Amazon.co.jp

ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムのプロデュースしたセルジオ・メンデスの "Timeless" と "Encanto" で相性の良さを世界的に大きくアピールしたヒップホップとブラジル音楽の融合だけど、ウィル・アイ・アム+セルジオ・メンデスがあくまでもポップ・ミュージックとしての完成度を追求してるのに対して、このマッドリブとイヴァン・コンチのコラボレーションはより渋く、味わい深く、シンプルだけどジワジワと染みるグルーヴを聴かせてくれる。

まぁ、マッドリブといえば、ヒップホップ世代が生み出したプロデューサーの中でももっともソウルフルで、もっともクオリティの高いサウンド・プロダクションで高く評価されているプロデューサーのひとりなわけで、一方のイヴァン・コンチは言わずと知れたアジムスのドラマー、言ってみればブラジル音楽 / ジャズ / フュージョンのリヴィング・レジェンドなわけで、"Keepintime" や "Brasilintime" でお馴染みのこの組み合わせと言われるだけで期待はもう、パンパンに膨らんじゃうわけだけど、その期待に違わぬ素晴らしい出来映え。全編インストゥルメンタルで多くのブラジリアン・クラシックのカバーを含みながらも、プロダクション自体はわりと地味というか、とてもシンプルで、聴きやすいので、一聴するとスルッと抜けちゃうようなところもなくはないけど、実はよく聴くとスゴイ凝ったリズムが刻まれてたり、マッドリブらしいこだわりも垣間見えて(聴けて)、聴き応え十分。洗練されたサウンドの裏に隠されてるちょっと実験的な部分も含めて、本来的な意味ですごくジャズっぽいし、同時に、アメリカ(合衆国という意味ではなく、アメリカ大陸)のリズムとグルーヴを探求した 1 枚とも言えるのかもしれない。