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2011/07/25

Tropicália moderna. Tropicália interpretado.

"Red Hot + Rio 2" (E1 Entertainment / Red Hot Organization) ★★★★☆
 Link(s): Official Site / iTunes Store / Amazon.co.jp

前作を覚えてる人はどれくらいいるんだろ? って思っちゃうくらい懐かしい "Red Hot + Rio" の続編。そう、一時はかなりのペースでリリースされてた懐かしのコンピレーション・シリーズ、"Red Hot" シリーズのひとつで、ブラジル音楽をテーマにしたモノ。前作のリリースは 1996 年ってことなんで、15 年ぶりってことになるんだけど、まぁ、正直、その存在自体、スッカリ忘れてた(リリース当時はわりとよく聴いてたんだけど)。

存在自体も忘れてたくらいなんで、あまり期待せずに聴いてみた感じだったんだけど、コレが思いの外いい出来映えで。キチンとオリジナルのコンセプトとかカラーはキープしつつ、しっかり 2011 年ならではの内容にアップデートされてて。ちょっと嬉しい驚き。季節感的にも合ってるし、気が付いたら何度も聴いちゃってる感じ。やっぱり、コンセプト自体が面白いし、収録されてるアーティスト / 曲のセレクトもいいし、クオリティも高いし。高いレベルでバランスがいいコンピレーションに仕上がってるな、と。

2009/02/25

Tropical 60s. Tropical 70s.

"Soul Jazz Records Presents Tropicália: A Brazilian Revolution in Sound" (Soul Jazz Records)  / "Soul Jazz Records Presents Brazil 70: After Tropicália: New Directions in Brazilian Music in the 1970s" (Soul Jazz Records) 


前々回のエントリーでレビューした "Black Rio"前回のエントリーでレビューした "Gilles Peterson In Brazil / Back In Brazil" と同様に、ブラジル音楽を掘る上でいいガイドになるコンピレーションで、これはロンドンのソウル・ジャズ・レコーズのコンパイルによるモノ。ソウル・ジャズ・レコーズは、"Soul Jazz Loves Strata East" や "Message from the Tribe: An Anthology of Tribe Records, 1972-1977" といったスピリチュアル・ジャズを筆頭に、ソウル、ファンク、レゲエ、スカ、アフロ、キューバ音楽といったルーツ・ミュージックからヒップ・ホップやジャングルまで、発掘・選曲・コンセプトのどこをとっても素晴らしい、それぞれキチンと紹介したいようなコンピレーションを数多くリリースしてる。

2009/01/06

Live tropical.

ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力
 エスクァイア マガジン ジャパン) 

前にレビューした美術展、「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」の公式カタログ。

編集・出版は『エスクァイア』誌なだけあってなかなか充実した出来映えで、会場に行かなくても普通に書店で販売されている(そういえば前にレビューしたザ・ノース・フェイスの 40 周年記念の展覧会、DO MORE WITH LESS 40 Years of the North Face」に合わせて出版された『THE EARTH BOOK』もスイッチ・パブリッシングの制作・出版で書店流通だった。最近の傾向なのか?)。


2008/10/27

21st century Brasilian vibes.

"ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力"(東京都現代美術館) 

2008 年 10 月 22 日から 2009 年 1 月 12 日まで東京都現代美術館で開催されている企画展で、1990 年代以降のブラジルのアーティストの作品を集めたもの。サブ・タイトルは 'When Lives Become Form'。まぁ、そういうこと。英語じゃなくてポルトガル語のほうがいいと思うけど(たとえ伝わりにくくても)。

「トロピカリア(Tropicalia)」とは 1960 年代にブラジルで起こったムーヴメントで、欧米の文化的な束縛から脱して「熱帯に住む者の文化のオリジナリティ」を謳ったブラジル独自の文化の創造を目指したもの。このムーヴメントの、特に音楽面については、カルロス・カラード『トロピカリア』とクリストファー・ダン『トロピカーリア ー ブラジル音楽を変革した文化ムーヴメント』で詳しく紹介されているし、同名のコピレーションもリリースされてるけど、1960 年代に世界中で同時多発的に起こった多くのムーヴメントがそうであるように、トロピカリアも音楽だけではなく、アートや思想などを含む総合的なムーヴメントだったし、今、あらためて見てみても、とてもパワフルで興味深い。