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2015/01/10

Art of building. Art of playing.

『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか』 ★★★★☆

 デビッド・C・ロバートソン / ビル・ブリーン 著 黒輪 篤嗣 訳(日本経済新聞出版社)

 Links: Amazon / Rakuten Books 


言わずと知れた世界的なおもちゃ / ブロック・ブランドのレゴ(LEGO / Link: website)に関する書籍で、2014年の春に出版されたモノ。原書は2013年に出版された "Brick by Brick: How LEGO Rewrote the Rules of Innovation and Conquered the Global Toy Industry"(Link: iTunes Store / Amazon / Rakuten Books)で、イノベーションや製品開発の研究を専門とするペンシルベニア大学の教授のデビッド・C・ロバートソン(David C. Robertson)とビジネス・メディアの『ファースト・カンパニー(First Company)』(Link: website)の創設メンバー / 編集主幹であるビル・ブリーン(Bill Breen)の共著。原書の「いかにレゴはイノベーションのルールを書き直し、世界の玩具産業を席巻したか」ってサブタイトルや著者2人の経歴だけでなく、訳書も「最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理」なんてサブタイトルで日本経済新聞社から出版されていることから予想できるように、基本的にはレゴというブロックの楽しさや素晴らしさ、その革新性や普遍性等ではなく、企業としてのレゴの経歴や製品開発といったビジネス面にフォーカスが当てられてる。

特に多くのページが割かれてるのは、存続すら危ぶまれるような危機的状況に陥ったレゴがどのように業績を回復したかという部分で、そのためにどんな策を採ったのか、何が成功して何が失敗したのか、その成功と失敗の原因は何だったのか等といった点を、'イノベーション' って言葉をキーワードにしつつ、レゴという企業(ブランド)固有の要素と業種を問わない普遍的な要素を整理しながら、さまざまなビジネスのヒントや教訓になるように一般化して述べられてる。まぁ、いかにもアメリカの学者やビジネス業界の人間が書いたビジネス書って言ってしまえばまさにその通りなんで、個人的にはそれほど好きなタイプの本ではなかったんだけど、レゴっていう研究対象自体が魅力的だし、思ってた以上に大きな紆余曲折があったし、単にユーザーとして見てただけでは気付かなかった点も多かったんで、思ったよりも楽しんで読めちゃった印象かな。あと、新しい書籍なんで、あまり意識的にはチェックしてなかった21世紀に入って以降の動きが整理・アップデートされてる点も魅力のひとつって言える。

2012/01/31

Insanely great old days.

『バトル・オブ・シリコンバレー』
 マーティン・バーク 監督 (ワーナー・ブラザース) ★★★★☆
 Link(s): iTunes Store / Amazon.co.jp / Rakuten Books

アップル(Apple)のステーヴ・ジョブズ(STEVE JOBS)とマイクロソフト(Microsoft)のビル・ゲイツ(BILL GATES)という、言わずと知れたパーソナル・コンピュータ史に燦然と輝く 2 人の巨人の若き日のライバル関係を描いたマーティン・バーク監督の作品。もともとは TV 映画として制作されたもので、アメリカでは 1999 年 4 月に OA された。

たしか 1999 年当時は日本ではも TV での放映も劇場公開もなかったんじゃなかったかな? その後、VHS で日本語字幕版は観たんで発売かレンタルかはされたと思うんだけど、まぁ、基本的には「アップル好きの間ではわりと知られてる」程度な感じだった印象かな。長い間、DVD 化もされてなかったし。

まぁ、別に新しい作品ってわけでもないし、歴史的な名作でもないと思うけど(正直、監督も出演俳優もよく知らなかったし)、VHS のリリース当時には観てて、個人的にはわりと好きで。ちょうど、去年の年末に DVD と iTunes Store での取り扱いが始まってて(スティーヴ・ジョブズの逝去のせいなのかな?)、最近、あらためて観直したんで、あらためてレヴューしとこうかな、と。iPod とか iPhone 以降のスティーヴ・ジョブズに関してはそこら中で語られてるけど、パーソナル・コンピュータ黎明期のエピソードはあまり語られてない感じがするというか、わりと知らない人が多いみたいなんで。まぁ、逝去がキッカケってのはあまりいいキッカケじゃないけど、知らないより知ってたほうがいいハナシだとは思うんで。それこそ、もはや現代生活の基礎知識のレベルで。

2011/07/30

Life as travel. Travel as life.

"180° SOUTH" クリス・マロイ 監督(キングレコード) ★★★★☆ 
 Link(s): Amazon.co.jp (DVD / Blu-ray)

かなり前にジャック・ジョンソン(JACK JOHNSON)主宰のレーベル、ブラッシュファイア(Brushfire)からリリースされたサウンドトラックをレヴューしてた映画『180° South(ワン・エイティ・サウス) 』。劇場公開時に観ててレヴューし忘れてたんだけど、DVD がリリースされてたんで。DVD はまだ観てないんだけど、でも、また観たい、っつうか、いつでも観れるように持っていたいって思える映画なんで。まぁ、個人的には、DVD ってメディアはキライなんで、できれば iTunes Store で販売・レンタルしてもらえたほうがいいんだけど(現時点では iTunes Store にはないらしい)。

映画は、パタゴニア(Patagonia)の創業者のイヴォン・シュイナード(YVON CHOUINARD)とザ・ノース・フェイス(The North Face)の創業者のダグ・トンプキンス(DOUGLAS TOMPKINS)の 2 人が 1960 年代(つまり、それぞれのブランドを始める前)に行ったパタゴニア地方への旅を今、あらためてトレースしたドキュメンタリーで、サーフ・ドキュメンタリーの傑作 "Thicker Than Water"(Link: Amazon.co.jp)で知られるクリス・マロイ(CHRIS MALLOY)が監督を務めてる。

2011/04/10

Synphonic beauty.

『地球交響曲 第七番』龍村 仁 監督 (龍村仁事務所) ★  
 Link(s): Official Website

イギリスの生物物理学者、ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論の「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に基づき、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズ、『地球交響曲(ガイア・シンフォニー)』の最新作で、2010 年の作品なんだけど、一般的な映画とは異なったカタチで制作・公開されてるので、実際に見たのは今年に入ってから。確か 1 月頃だったかな。単にレヴューし忘れてただけなんだけど、A311(勝手に作った造語です。もちろん、'after 3.11 ってこと。同様に 'B311' って表現もアリ)の今、いろいろ思うところが多い中でイメージがつながるところが多いというか、あらためて思い出すことが多かったんで。

前に監督の龍村仁氏の著書『地球(ガイア)のささやき』のレヴューでも触れた通り、第一番を大学時代に観て以来、観逃して後から観直したことがあったりはするけど、一応、全作品観てて、どれもすごく好きなんで(特に前に『サーフリアライゼーション』をレヴューしたジェリー・ロペスや登山家のラインホルト・メスナー、素潜りの記録保持者でリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』のモデルにもなったジャック・マイヨール、写真家・エッセイストの星野道夫、前にレヴューした『星の航海師 - ナイノア・トンプソンの肖像』の主人公でカヌー航海者のナイノア・トンプソン、ダライ・ラマ法王なんかのエピソードがお気に入り)、今回もすごく楽しみにしてたんだけど、結論から言っちゃうと、期待を全く裏切らない出来映え。むしろ、A311 には、それまで以上に大きな意味合いを持つんじゃないかって思えちゃう。

2010/11/25

Fly me to the moon.

『ザ・ムーンデイヴィッド・シントン 監督 
 Link(s): Amazon.co.jp / iTunes Store

人類史上 12 人しか行ったことのない 38.4 万 km の旅。40 年以上前にアメリカが国の威信をかけて成功させたプロジェクト、アポロ計画について、NASA 秘蔵の貴重な映像をふんだんに使ってまとめた 2007 年制作のドキュメンタリー映画。まぁ、コンテンツ自体というか、映像だけで、もう、反則っつうか、面白くないわけがないんだけど、期待通りな内容で、やっぱりグイグイ引き込まれちゃう。

まぁ、映像として丸い地球の映像を見せられるだけで、もう、十分 OK だったりしちゃうんだけど(丸い地球の映像は ISS からでは見れないので)、宇宙好きとしては、1960 年代のテクノロジーで月まで行ったって、やっぱ想像を絶してる。まぁ、冷戦の産物であり、意地の張り合い的な感じでかなり強引に実現させたわけだし、ストーリーやエピソード自体はいろいろなところで見聞きしてきてるんだけど、そういうのを抜きにしても、やっぱり、普通に感動的。実際、アポロ計画以降、スペース・シャトルの時代になっても未だに月には行けてないわけで(ホントはこっそり行ってたりして?)、そういう意味でもすごく貴重だし。あと、この時の地球の映像が後のエコロジー思想の原点になったって意味では、すごくシンボリックでもある(素直な意味でも、シニカルな意味でも)。

2010/11/23

Artistically universal.

『レオニー 松井 久子 監督 (角川映画 
 Link(s): Official Website

ドウス昌代著の『イサム・ノグチ 宿命の越境者 上』のレヴューの中でも触れた、世界的なアーティストととして知られるイサム・ノグチの母親のレオニー・ギルモアの生涯を描いた日米合作の映画。先週末から公開が始まったので。

この『レオニー』は、ドウス昌代さんがイサム・ノグチの生涯を綴った『イサム・ノグチ 宿命の越境者』の最初の約 1/3 に登場するイサム・ノグチの母親のレオニー・ギルモアの人生に興味を抱いた松井久子監督が、独自の調査と解釈を交えて、これまで、まったくと言っていいほどスポットが当たることがなかったレオニーを主役にして作った映画。言ってみれば、ハーフ・フィクション / ハーフ・ノン・フィクションとでも言うのかな? 基本的には『イサム・ノグチ 宿命の越境者』やその他の資料で確認できた事実をベースにしつつも、不足部分は独自の解釈等を加えて、1 本の映画として仕上げた、と。

2009/09/09

What goes around comes around.

"Ring of Gundam" 富野 由悠季 監督 (サンライズ / ロボット
 Link(s): GyaO

2009 年 8 月 21 日に行われた GUNDAM BIG EXPO の会場で公開された富野由悠季監督による約 4 分のショート・フィルム『リング・オブ・ガンダム』が、9 月 7 日から 21 日まで GyaO期間限定・独占無料配信されてるんで、早速観てみた。

総監督・脚本が富野監督、オリジナル・ガンダム・デザインが大河原邦男先生。

2008/12/12

Doing the right things.

"TRACE #83 Black Girls Rule! Issue" (TRACE) ★★

'transcultural styles + ideas' を標榜して 1996 年にイギリスで発行され、1998 年からはヘッドクォーターを NYC に移して出版されているカルチャー / ライフスタイル誌、 "TRACE" の最新号。

1998 年から毎年 1 度取り上げている "Black Girls Rules!" 特集号で、ゲスト・エディターは映画監督のスパイク・リー。こう聞いただけで、十分期待できるんだけど、期待を裏切らない内容。しかも、オフィシャル・サイトから PDF がダウンロードできる。

個人的にツボだったのは、表紙にもある通り、スパイク&トーニャ・ルイス・リー夫妻による次期ファースト・レディ、ミシェル・オバマのエクスクルーシヴ・インタビュー。日本にいるとなかなか実感しづらいけど、アメリカではファースト・レディ(及び大統領の家族)ってメチャメチャ影響力がある存在だし、彼女自身の魅力と人望(≒人気)もバラク・オバマの勝利に大きく寄与しているみたい(特にペイリンが副大統領候補に指名されてからは)。


2008/11/15

30 hours with Fidel.

コマンダンテ COMANDANTE

. :オリバー・ストーン 監督(TC エンタテインメント

プラトーン』や『7 月 4 日に生まれて』、『JFK』などの作品で、「社会派映画監督」として知られるオリバー・ストーンがキューバを訪れて、フィデル・カストロと 3 日間過ごして行った 30 時間に及ぶインタビューを編集した 2003 年公開のドキュメンタリー映画。自らがインタビュアーとして出演もしている。

ポスターや
DVD のパッケージには「アメリカが上映を拒絶した問題作」というキャッチ・コピーがあるけど、このコピーは間違いではないものの正確ではない。プレミア上映はアメリカのサンダンス映画祭だったので、まったく上映されなかったというわけではないんだけど、アメリカ在住のキューバ系ロビーの強い圧力で劇場公開はされなかった、ということ。まぁ、アメリカって国はそういう国だってこと。ちなみに、ヨーロッパ各国や日本では問題なく公開された。

カストロの映像というと、やっぱ
ゲリラ戦争当時の勇ましい姿とか、演説の壇上で熱く捲し立ててる姿の印象が強いので、ここで見られるちょっとリラックスした姿はけっこう新鮮(まぁ、このインタビューが撮影された 2002 年の時点で 70 歳を超えてるわけで、さすがに多少は丸くなってるっぽいけど)。もちろん、革命、ケネディや歴代大統領、キューバ危機、ソ連、ベトナム、チェ・ゲバラ、さらにはゴルバチョフについてや好きな映画・女優にまで及ぶ話の中で、演説さながらに熱くなったり、上手くはぐらかしたりするシーンはあるけど、全体から感じられるのはフィデル・カストロの人間としての魅力。キューバ国民の中のカストロ像って、一般的に報道されがちな「独裁者」ってイメージよりももっとカジュアルな、もっと身近な存在で、たぶん「親方」とかみたいなイメージのほうが近いってハナシを聞くけど、そういう理由がちょっと垣間見える気がする。ストイックでカリスマティックな部分と、ちょっと愛嬌がある部分と。そういう姿が見れるだけでもこの映画の価値はあるかな、と。どうしても情報が限られてるだけに。

個別のハナシに関しては、その政治的・歴史的背景を知らないと理解しにくいところもあるし、オリバー・ストーン自身もちょっと浅はかというか、いかにも(所詮は?)アメリカ人な質問をしたりもしてて、そういう意味では、せっかくの機会を活かしきれてない気もする(それにも理路整然と、真摯に余裕を持って対応してるカストロのほうが格が上だってことを際立たせてはいるけど)。個人的には、
プラトーン』はわりと好きだったけど、オリバー・ストーンって監督自体は特に好きってわけじゃなく、熱心に追いかけてるわけでも全部観てるわけでもないし、特に『ドアーズ』はちょっとガッカリしたりもしたんで、あまりいい印象があるわけじゃない。なんか、ビミョーにダサイっていうか、センスが悪いし(特に音楽の使い方とか)。この『コマンダンテ』に関しても、そういう部分がないことはないけど、まぁ、その部分を差し引いても十分楽しめるんじゃないかな、と。

ちなみに、観てない(まだ日本では公開されてない?)けど、ブッシュを描いたという最新作『W.』の予告編は、トーキング・ヘッズの "Once in a Lifetime" を使ってたりして、ちょっと面白い。

2008/09/11

Let's rock.

Apple Special Event September 2008 / Keynote Address (Apple Inc.)  

2008 年 9 月 9 日に開催されたアップルのスペシャル・イベントでのスティーヴ・ジョブズのキーノート・アドレス。毎回、アメリカのアップルのサイトで QuickTime のストリーミングで視聴することができ、最近は後にポッドキャストでも配信される。

基本的には、アップルの新しいプロダクト / サービスの発表でしかないわけで、まぁ、言ってみれば新製品のお披露目会見でしかないんだけど、それをキチンとイベントとして成立させて、もはやエンターテインメントと呼べる域にまで昇華させているのがアップルの特徴。特に「スペシャル・イベント」と称されているイベントは、マックワールドや WWDC といったカンファレンスの冒頭で開催されるものとは異なり、わざわざこのためだけに会場を押さえ、プレスや関係者を呼んでいるのが特徴で、iPod 絡みの製品発表で行われることが多い(あまりキチンと認識されてないけど、iPod は Mac ブランドの製品ではないことを考えると、別におかしいことではないけど)。

2008/01/30

Total communication.

PEACE BED アメリカ vs ジョン・レノン

. :デビッド・リーフ / ジョン・シャインフェルド 監督 ★★★☆

遅ればせながら観てきました、『PEACE BED アメリカ vs ジョン・レノン』(The U. S. vs John Lennon)。六本木ヒルズで上映されてるのがなんとなくイヤな感じで、行けてなかったんだけど(六本木ヒルズでジョン・レノンとか、違和感あり過ぎじゃね?)、吉祥寺のバウスシアターで演ってるとなれば俄然行く気にもなるってもんで。

映画自体は、ビートルズ後期〜グリーンカード取得までの、アメリカ政府によるジョンへの圧力を、当時のフィルム、その後に公開された FBI のいわゆる「レノン・ファイル」、関係者のインタビューで構成して描いたドキュメンタリーなんだけど、なんつったってジョン・レノンだからとにかく観とかなきゃ、なんて半分義務感(?)で観たんだけど、思いのほか面白かった。

その理由のひとつは、実はイマイチイメージが掴みにくかったテーマを、すごくリアリティのあるカタチでまとめてくれたドキュメンタリーだったってこと。なんとなく、「平和活動に傾倒して、アメリカ政府から盗聴されたりしてて大変だった」ってことは知ってたけど、その辺の「なんかサクッと流しちゃってた」部分を生々しく描いてくれてる。

あの頃=ベトナム戦争のアメリカ(特にニクソン政権)の酷さは今更言うまでもないけど、日本で、しかも追体験だとどうしても端折られがちな部分だし、イメージしにくかったから。

で、あらためて感じたのは、ジョンのメッセージの伝え方の上手さ。シンプルで、パワフルで、ユーモラスで。ヨーコさんが「それまでの平和活動家はインテリで、弱っちくて、読む気もしない小難しい冊子を配ってただけ」みたいなことを言ってたけど、まさにそういうこと。メッセージの伝え方に関するインスピレーションに満ちてる。バギズムで「トータル・コミュニケーション」なんて言ってたけど、ホントに今=インターネット時代に生きてたらどんなメディアの使い方をしたんだろう、って考えるだけでもすごく面白いし、そう考えることで、ヨーコさんの言ってた通り「ジョンは生きてる」ってことになるんだろう、なんて思ったりもした。

このドキュメンタリーがよかったもうひとつの理由は、映像作品としての質の高さ。過去の映像と過去の音源とインタビューしか素材がないにも関わらず、そういう制約を全然感じさせないのは構成と編集の素晴らしさ以外の何ものでもない。音と映像が有機的にシンクロしてるって意味では、本当の意味で AUDIOVISUAL だし、そこに歌詞の意味までシンクロしてる。すごくレベルが高いし、メチャメチャクリエイティヴ。映像作品としての質の高さは、日本の映像作家にも見習って欲しいもんだ(映画に限らず)。

ちなみに、アメリカ版のポスターと日本版のポスターの違いも比較すると面白い。片や既存の写真をそのまま使ってる日本版(すごくいい写真だけど)。片や「これだけで成立しちゃうの?」って感じのヒネリのあるクリエイティヴを見せるアメリカ版。この辺もレベルの違いかな。